★こんな情報が載っていた。
定年後の夫婦は、1人の時間重視の傾向がおおく、特に女性はその方向が強いという。
とあった。
確かにそうかなと思う。
★定年後と言ってももう定年生活が10年にもなろうとしているので、
定年後と言うよりも一般的に言えば『老後の生活』なのかも知れぬが、我が家は幸いに二人とも元気なので、『定年後の生活』に近いのかも知れない。
昨年が結婚50周年であった。
結婚前に、5年間ぐらいは付き合っていたので、もう55年にもなるのだが、
大体、女性は誠にわがままで、自分の好きなようにしか生きられない生きもののような気がする。
●結婚前も、新婚生活も、兎に角『一緒にす過ごしたい』と言うのは女性の方でその想いは熱烈のような気がする。
●子どが出来ると、関心の大部分はそちらの方に行ってしまうのだが、それでも遊びに連れて行けとかなど、と言って一緒に過ごしたり、里帰りに連れて行ったりはしたものである。
●子どもが大きくなって、学生生活でスポーツなどやってると、それを観に行くのには、我が家の場合は、運転免許を持っていないので私が運転手なのである。
●娘が卒業して、会社勤めになったころは、娘と二人で買い物に行ったり、フランス料理を食いに行ったりしていたが、それには一緒に連れて行ってもらったことはない。
●息子も娘も結婚するころになると、子どもたちが構ってくれないので、今度は海外旅行などに行こうと言う。この時は間違いなく一緒に過ごした時期が戻ってきたそんな時期だった。
●現役も終りに近く、子どもにも金が要らなくなって、ちょっとだけ経済的に余裕が出来たら、独りででも買い物に出かけて、結構贅沢にいいものを買ってきたりする。
●それでも免許を持っていないので、買い物には、スーパーでの日常の買い物も含めて付き合うほうである。その時は一緒だがこれは機能としては運転手みたいなものである。
●そして、定年後、まさに独りでいる時間がお互い圧倒的である。
★ただ、我が家の場合は、何となく分担は自然に決まっている。
外のことは大体私である。 ゴミ捨てに始まって、庭関係は全てやる。
家内はまさしく家の内側のことはバカみたいに担当して、私には手を付けさせない のである。
食事の支度などもそうだが、洗濯も掃除も一切、私は関係外である。
毎日着る服なども全て家内が出したモノをそのまま着ている。下着から靴下までちゃんと揃えてくれる。
これは私が頼んでいるのではなくて、私のやり方では自分が気に入らないから、自分でやっているのだと思う。
家の中のレイアウトや家具の並べ方、調度品の置き方などは、これは家内の趣味みたいなもので、私が言っても気に入らないのは解っているので一切言わないことのしている。
趣味も、だいぶ違う。家内は読書家で、本ばかり買っている。そして家にいたら本を読んでいるか、テレビを観ているか、トランプをしているか、あとは所謂家事である。
私の方は、昨今は家にいるときは、もっぱらパソコンの前にいる。
10時間ぐらいになる時もある。
所謂ネット関連の、ブログ、ツイッター、Facebookなどもあるが、
こんな『パンダ碁』と言うサイトに登録していて、殆ど毎日何局か打っている。
今5393勝5324敗、コンピューターがちゃんと計算して段位など教えてくれる仕組みである。今は初段で打っているて、右側はさっきまで打ってた碁の途中経過だが、結果は中押し勝ちであった。
つい先日までは遊んでいい加減に打ってたら3級まで落ちてしまっていたのだが、この2週間ほどで初段まで戻したところである。
★そんなことでお互い勝手に自由な時間を楽しんでいるのである。
夫婦は性格はあまり同じでない方がいい。 趣味も違っている方がいい。
と最近はそう思っている。
夫婦一緒に過ごす時間と言えば、
スーパーでの買い物と、ひと月に1回薬を貰いに行く主治医の医院、毎週3,4回プールに泳ぎに行く行く時だけ、道が登り道なのでクルマで送って行くのは私の役である。帰りは下り道だから歩いて帰ってくる。
たまに行く回転寿司、最近は行っていないが、神戸まで映画を観に行くなどなどである。
殆どの場合が私の都合ではなくて家内の都合なのである。
夫唱婦随であったはずなのだが、いつの頃からか、その地位が逆転した。
やはり、稼がなくなった定年後からかも知れない。
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