ちょっと『コーヒーブレイク』で、 20年も前の広告の話から
『コーヒーブレイク』というのは、僚友平井稔男さん が綴っているブログ『Team Green 』の中で使われている言葉なのでお借りすることにする。
平井稔男さんは私と同い年だが、カワサキの単車に関わった年数は私より10年ほど早い昭和27年(1952)からだと思う。今彼より旧い人はいないだろう。
カワサキの単車のこと、ネットの世界で発信し続けているのは、平井さんと私だけかも知れない。
『Team Green』 はカワサキのレース話だが、延々と続いているので、ぜひご一読を。
★Facebookの中に、『二輪文化を語る会』というグループがあります。
400人近い二輪の愛好家たちが集まって、毎日活発な投稿が続いています。
昨日そこに、こんな懐かしい広告の写真を石田哲載さんが投稿されましたので、シェアさせて頂いたら、いっぱいの『いいね』を頂いています。
当時の担当者、小林茂(Shigeru Kobayashi)くんも見つけてくれて』『いいね』をくれています。
この画面は、広告の写真なのですが、それを当時のテレフォンカードにしたものです。
ZEPHYRの時代、カワサキの国内も、カワサキの広告も一番輝いていた時代だったかも知れません。
ちょうど国内市場で、『7万台への挑戦 「新しいカワサキ」のイメージ戦略』 など元気な時代でした。
平成3年4月のことですが、当時のCP事業本部の人たちに対する発表会がありその内容はこんな冊子に纏っています。
日本語と英文の二つがあって、カワサキグループの中に配られました。
その内容はこんな目次で、結構ちゃんとしているようですが、実は何の打ち合わせもないぶっつけ本番で、4人が好きなように喋ったものが収録されているのです。
この発表会は、当時のCP 事業本部長で、カワサキオートバイ販売の社長も兼務されていた高橋鉄郎さんが、『喋れ』と仰るものだから、
じゃ4人で分担して喋りましょうと気軽にお引き受けしたものです。
その冒頭の高橋鉄郎さんのご挨拶がこちらです。
高橋さんのお話も『ぶっつけ本番』なのですが、ちゃんと纏って、いいお話しをされています。
当時は、みんな『ぶっつけ本番』で、その日にならないとどんなことを喋るのか解らなかったのですが、何となくお互い『信頼関係』があって、勝手に喋らせても大丈夫だと思っていたのだと思います。
スピーカーはそれぞれ勝手に好きなことを喋っているのですが、こんな冊子に纏めても大丈夫なような内容になっています。
何の修正もなく『喋ったそのまま』で掲載されています。
確か、高橋さんが川重の社長以下役員全員にもお配りになったと思います。
当時の販売促進担当の岩崎茂樹君が英訳分まで造って海外販社にも配られました。
英文版も手元にあったのですが、昨秋、アメリカに行ったときに、KMCの寺西社長に差し上げてきました。
★このミーテングの中の広告の話の中に、
この『タマよりも速く』の解説など、小林茂くんが喋っていますので、
ちょっとご紹介しようと思ったのです。
私が喋っている内容は、今NPO The Good Times でいろいろやってるのと、基本的に同じコンセプトです。
当時の国内のグループは、株ケイ・スポーツ・システムというソフト会社を中心に動いていたのです。
遊んでいても、自然に売れるトータルシステムの構築、その目指すところは『新しいカワサキのイメージ創造』
その結果、シェア33%、ホンダを抜いて自動二輪でトップの時代でしたが、各社の方たちとも結構仲がよくて、『1強3弱』などと冷やかされたりして、和やかだったのは、トップがカワサキだったからだと思います。
『新しいカワサキのイメージ創造』のために広告については非常に大きなウエイトを置いていた時代です。
その広告担当の小林茂くんの話の一部です。
そして、『タマよりも速く』の解説があります。
なかなか、今読んでみてもオモシロイ話が続いています。
KAZE のユーザー対策や、レースなど『遊び半分ではいい遊びは出来ない』 と『ソフト会社』を造ってやっていたのです。
★そんな時代から、もう20年以上も経っているのですが、
当時の仲間たちが集まって、KAWASAKI Z1 FAN CLUB 主催で、7月にはこんな計画を組んでいます。
期待を裏切らない、いいイベントになると確信しています。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。