★ 『2012年12月21日は、地球滅亡の日』だなんて、テレビの放送で言ってたが、
今日がその『2012年12月21日』である。 幸いにして今のところ地球は安泰である。
私たち夫婦にとっては、実は50回目の結婚記念日、所謂『金婚式』である。
結婚記念日には、1年目からみんな名前が付いていて、たまたま50年目を金婚式と言うらしい。
55年目もあるし75(60)年目もある。
流石にそれ以上の記述はなかった。
確かに、外から見たら『おめでたい』のだが、当人たちは一向に無関心、特に家内の方が無関心なのである。
むしろ、周囲の方が気を使って、子どもたちがいろいろ言ってくれるのだが、
どうも何となく面倒なのである。
★ 息子の方は、この秋、アメリカに行くときの航空券をお祝いだとか言って負担してくれた。
娘は、アメリカ滞在中に面倒を見てくれたし、
無理やりこんな写真も撮ってくれたりした。
最近、確かに2−ショットの写真など写すこともないのである。
それぞれの写真など山ほどあるが、二人の写真はこれ1枚だけ、
これが金婚旅行の唯一の写真みたいなものである。
★ 一番気を遣っているのは、息子の嫁の『ノンちゃん』だろう。
12月20日から、鎌倉に遊びに来ませんかと誘ってくれて、
わざわざ電話まで掛けてきてくれたのに、なんだかんだと言って、行かないのである。
確かに、だんだん外に出かけたりするのが億劫になってしまうのである。
ホントにそうなってしまうから、不思議である。
昔の人が『隠居』とはよく言ったものである。
そんなノンちゃんから、今朝シクラメンが届いた。
夜、どこかに食事でもと、私が気を遣って誘っても、家の方がいいとYes と言わないのである。
昼、家から歩いて、1分のところにあるカレー屋さんで、昼飯を食った。
食うことよりも、むしろカレー屋さんがやってるこんな店の方にむしろ関心がありそうである。
それに、年末からやってくる息子一家をこの店に連れて来ようという算段らしい、年末年始、いつ開いていますか? などと聞いていた。
インド人がやってる、こんなお店である。
★ 結婚生活とは、夫婦とは何かな? と思う。
夫婦だけに意識が集中しているのは、ホンの数年、子どもが生まれるまでかも知れない。
子どもが生まれたら、妻の関心はその殆どが子どもに注がれる。
子どもたちが独立して、ほんのちょっとの間だけ、また夫婦が戻った期間があった。
日本や海外を旅行したリしたそんな時期である。
そのころは、未だ現役で、そんな旅行も休みをとってだから、なかなか大変なのである。
退職して、幾らでも時間も出来ると今度は、動くのが億劫になる。
犬を飼っていた間は、犬への関心は高かったし、
今は孫への関心が高いのかも知れない。
まあ、こんなこと書いてるのは平穏無事だと言うことである。
昨今の若い人たちを見ていると、50年はおろか5年が持たない家庭も多い。
夢への期待が大き過ぎて、辛抱をする、我慢をすることが出来ないのだと思う。
50年続いたからと言って、お互い全て思い通りになどとてもいっていないのである。
みんな『おめでとう』と言って下さる。
そう言うのが普通だから、そうなのだが、別に『おめでたい』ことでもないような気がする。
50年目を迎える結婚記念日も、1年のうちの単なる1日のような感じである。
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