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脱ハンコ  雑感

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★ 河野さんが『脱ハンコ』を発言したことから、 それに賛成する意見も多いのだが、官公庁などでは兎も角、 日本の『ハンコ文化』がそう簡単になくなるのかな?



  
  

 
と私自身は何となく思って、ネットの中をいろいろ調べてみた。 いま話題の『脱ハンコ』だからかこんなに沢山の論評が出ていて、一応全部目を通してみた。
夫々なかなかオモシロかったのだが、
  
  





特に一番最初の『日本企業のハンコ文化をどれだけ叩いても「脱ハンコ」が進まない根本原因』という論評は説得力もあったしオモシロかった。
  ● 関心のおありの方は是非ご一読下さい。
  https://diamond.jp/articles/-/241962?page=2


 




  ★ハンコがなかなか無くならないのは『日本の産業構造の問題』で、日本企業の99.7%を占める中小企業の人たちにとってはそんな話は『別世界のこと』で殆ど関心もないし、『やる必要を感じていない』と指摘している。


 




 中小企業は体力的に、そこまで設備投資ができない。国がテレワーク導入に補助金を出してくれるといってもたかが知れているので、これまで通り現状維持の方が「安上がり」で済むのだというのである。 それに加えて、最も大きな障壁は「小さな会社になればなるほど、そこまでIT化の必要に迫られていない」という点である。 中でもとりわけ多いのが「小規模企業」で、従業員5人から20人以下の規模の会社にとっては「脱ハンコ」「リモートワーク」というものが、そこまで切実に必要とされていないのが現実で、「小さな会社になればなるほど、そこまでIT化の必要に迫られていない」というのが、脱ハンコの最大の障壁なのだというのである。
 ★「脱ハンコ」の戦いは、かれこれ半世紀に及んでいて、 こんな昔から朝日新聞紙上でも取り上げられているのだが、 一向に進んでいないというのを日付順に紹介している。
●1952年11月5日 《都の機構改革きのう発足、ハンコ減らす》●1953年10月23日 《ハンコを乱用しすぎる_経済気象台》 これらは戦後間もないホントに50年も前の話だし、●1960年9月19日 《「ハンコ行政」改善に「能率官」制度設ける●1962年9月16日  《ハンコいりません 銀行に「サイン時代」》●1968年7月3日 《補助金100万もらうのにハンコ509 山梨県の場合》
このように、定期的に「脱ハンコ」のムーブメントは定期的に盛り上がっては萎むというのである。 ●1988年3月14日には、「読売新聞」も「日本が変わる高度情報の時代」という連載記事の中で、「電子決済でハンコも不要 お役所から伝票が消える」と報じたが、 それから30年を経た令和の今も、そんなことにはなっていない。
つまり日本の戦後というのは『「脱ハンコ」の挫折の歴史』といっても過言ではないのだと書かれている。



★果たして今回の『脱ハンコ問題』はどんな結果を齎すのだろうか? 一応は『脱ハンコ賛成者』が7:1の比率で圧倒しているのだが。

  


 今は世界で唯一印鑑が使われてるのは日本だけだが、 昔々に メソポタミアからやってきたのだとか 




  そして『日本のハンコ』は海外からの観光客に人気で、 日本のハンコ文化が海外に輸出されるかも? などと言っている。





 
 私も現役時代は多くの書類に印を押す立場にもいたのだが、 その時、ハンコを押しながら、 『これが全部サインなら大変だな』と思っていた。
 要は『ハンコ』そのものよりも、 1枚の書類に何人もの人がハンコを押す 役所や大企業の管理システムが問題なのであって、 『ハンコそのもの』は至ってかっこいいものなのかも知れない。

   


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