★昭和8年に生まれて、昭和の時代を生きて、56歳の時に平成を迎えたのである。
そして平成の時代が30年、今年新しい時代をまさに迎えようとしているのである。
次の時代の名が『令和』と決まった。
生まれてから昭和20年までの12年間は、まさに戦乱の時代だったのだが、幸いにも外地・朝鮮京城にいたので、全く戦争については経験がないと言ってもいい。
食糧難も疎開も空襲も経験がないのだが、大東亜戦争が始まって大詔が発せられ、真珠湾攻撃があったことマレーシア進攻でシンガポールが陥落し、昭南島と名付けられたことなどはよく覚えている。
昭和20年8月15日、昭和天皇の玉音放送を運動場で直立不動の姿勢で聞いたのは中学1年生の時だった。
私の戦争体験は、昭和20年12月8日に日本に引き揚げてきて、所謂戦後の苦難から始まったと言っていい。昭和22年ごろまでの『食料難』は半端ではなかったのである。
昭和21年4月に神戸一中の1年に再入学したのだが、明石から灘まで通った省線電車の窓もガラスではなくあちこちが板張りだったりした。
昭和22年6月、天皇陛下の神戸行幸の折は、天皇陛下がお泊りになるホテルが神戸になくて、神戸一中の教室の一室を改造されてお泊りになったのである。
その当時のネットからの写真にもそのように書かれている。
私の中学2年生の頃で、私のクラスが選ばれて『天覧授業』を受けたのである。『授業参観』というのは後ろからだとばかり思っていたら、天皇陛下は教壇のすぐヨコ、前からご覧になるのである。
そんな時代を経て、昭和25年6月25日には『朝鮮戦争』が勃発し、日本の復興は加速し、昭和31年(1956)年度の『経済白書』には『もはや戦後ではない』という言葉が書かれたりしたのだが、私が大学に入る昭和27年頃には既に『戦後の時代』は終わっていたのかなと思ったりする。
昭和32年(1957)に川崎航空機に入社するのだが、その明石工場は戦時中の爆撃の名残をあちこちに残していた時代で、残骸の鉄骨や昔の機械を売ったりして、苦しい経営を繋いでいた。
ホントに日本が復活したのは、東京オリンピックの年、新幹線が走りだし、名神高速が出来た昭和40年(1965)頃になるころだろう。戦後の混乱の時期から、入社以来10年間で給料が20倍にもなった『変化に富んだ成長の経験』が『私の昭和の象徴』だと言ってもいい。
その後、『高度成長・バブルの時代』を経験して1989年1月に昭和の時代を終わるのだが、その時には私も56歳、現役生活もまさに最終段階だったのである。
★1989年1月に始まった『平成の時代』のスタート10年間は、カワサキの国内市場を担当して、カワサキにとっても最高の国内市場時代だったのだが、『昭和の経験』を活かした最高の成果だったと言えるのだろう。
1999年に68歳で現役生活を終わって2000年(平成12年)からは所謂、『定年後の生活』に入るのだが、大人しく『定年後の生活』をしていたのはほんの1年程で、2001年に『パソコン』に出会って『ネットの世界』という全く新しい分野に入ってから以降、私の『新しい人生』が始まったと言ってもいいのである。
全然、興味・関心のなかった市政などにも興味を示したし、2006年からブログを始めてから、さらに2009年にNPO The Good Times を立ち上げ、この年にツイッターを始めて、Facebook、Instagram など新しいものに取り組んで今に繋がっている。 http://www.thegoodtimes.jp/
68歳から始めた『ストレッチ』のお蔭で、体力年齢もどんどん若返って、86歳を迎えた今はジムに通い、体力年齢は50歳代で、『平成の次の新しい令和』を迎えようとしているのである。
★新しい『令和の時代』を迎えるに当たって、今からの目標をどう置くべきか?
果たしてあと何年生きれるのか解らないのだが、もし、もう少し生きれるのなら、
● まず『体力年齢』を今のまま維持して健康に生きたい。
● ネットの生活、ブログ・Facebook・ツイッター・Instagram などは今のレベルを維持したい。
● そして、ホントはこれが一番なのかも知れない。それは『家内の健康』である。
私が勝手に自分のやりたいことをやりたいようにやれるのも、『家内が健康』で家の中のことは『一切やらなくていい』環境があるからなのである。
もう1ヶ月もすれば始まる『新しい令和時代』がいい時代になることを祈って、『三代を生きた人生』にしたいと思っている。
★いま『4月1日の12時半』である。
今のネットは、素晴らしい速度で展開する。
『令和』と検索すると、Wikipedia にはこのように既にアップされているのである。
そして『令月』とは
この竹風の盃、発表から2分ちょっとで作られたとか
ホントに 令和は 昭和では考えられなかった『スピード時代』なのである。
そんな時代を『ゆっくりと生きたいな』と思っている。
全般に『好評』だと言っていい。