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日大アメフト事件

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★日大アメフト問題について、関東学生連盟は臨時理事会を開き、日大の内田正人前監督と井上前コーチを永久追放に相当する「除名」処分にしたが、今後、警察の調査・対応もあり、果たしてどんな推移を辿るのだろう?

 この問題について昨日こんな意見があった。     

    https://diamond.jp/articles/-/171105?page=3

 

 

  こんな見出しが躍っていて、『企業も同じだ』と書かれていて、日本の企業などの『リーダーの責任感の希薄』を指摘している。

 アメフトの定期戦で起きたこの問題を分解すると、実は、企業でもよく起こりがちなコアな問題に行き着く。不適切事例が起きたときに問題を放置したり責任の所在を明確にしなかったりして、責任者が謝罪や改善のための行動をしない。部下に責任転嫁した揚げ句、逃げ切れなければ、最後は責任者の辞任や担当者の更迭で幕引きを図る。これでは再発防止はできない。しかし、逃げ回って事をうやむやにすることが処世術だと勘違いしているビジネスパーソンがいかに多いことか。

 

 いろんな不祥事が起こった時に、まず考えるのが『問題の本質的な対策』ではなくて、組織の防衛』であり『TOP経営者を守る』ことで、その目的のために『トカゲのしっぽ切り』が行われるのが一般的である。

 

★今回の問題は、単なる大学の運動部の問題かと思っていたら、実はそうではなくて『日本大学』という日本で最大の『大学企業』の中で起こった問題だから、大学側が最も重要視しているのは起こった問題の対策ではなくて、『日本大学という巨大な組織構造とそのTOPたち』を最優先に守ろうとしているのである。

 

     

 

 内田正人前監督は単なるアメフト部の監督かと思ったら、日大の5人の常務理事の一人で次期理事長の最有力候補だというのである。

 先日、大学学長の記者会見があったので、学長がTOPかと思ったら、TOPは理事長で、大学学長とは『日本大学という企業』の中の、まあ言えば『日本大学』という子会社の社長みたいなものでその資格は理事、所謂企業における社長や役員に当たるのは、理事長や常務理事で、内田常務は、単なる監督というよりも、組織の中ではNO.2 の大物であるらしい。

 従って一貫して、その『常務理事の座』を守ることが、問題解決よりは先に考えられているようである。

 

      

そして、この日本大学という大企業の組織・構造がどうも前時代的で、その理事長も暴力団との交際があるとか言われているし、常務理事トップの内田正人前監督の指導方針は暴力的だが、全体の人事権も握っていて20人近くいるアメフト部のコーチたちも『日大職員への道』やその地位など完全に左右されるので、内田前監督への服従以外の道は全くなかったようである。

 然し、今後の根本的な問題解決、日本大学再生のためには、内田正人前監督は『日本大学の組織』の中に残ってはいけない人で、ここでも『除名』が必要と思うが、日大側に任しておけば、そのまま居座ることになるのだろう。

それを防げるのは、立ち上がろうとしている『学生』やそれを支持する『世論』だと思う。

 

★これはもう、大学運動部の問題ではなくて、『日本大学』という大企業の組織・体質の問題なのだと思うが、このような問題を解決する場合は、その組織のTOP が変わらない限りダメだと思うのだが、果たしてどんなことになるのだろうか?

 つい先日は、レスリングでも同じような問題があった。

 相撲界でも暴力事件があったのは記憶に新しい。

 スポーツという明るくなければならぬ世界が、単に実績優先のみを目指すところに問題はあるのだが、『優勝』という成績がその監督の企業・団体の職位にそのまま直結するという、日本独特?かどうかは知らぬが、スポーツの世界がどうも不純になってきているように思えてならないのである。

この日大アメフト事件の推移はいまからが本番かも知れぬが、これを機会に日本のスポーツ界がいい方向に発展することを切に願うものである。

 

 

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 雑感日記のEnglish Version です。

 

 

 


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