★ 最近、人の名前が思い出せないことが多い。
ちゃんと頭の中に顔は浮ぶのだが、『名前が出てこない』のである。 つい先ほど聞いた、覚えた単語が出てこない。
私は日記を書いているので、日記を書くときに『その名前』が思い出せなくて『空欄』にしておくことがよくあるのだが、何故かひょんなことで思い出すのである。
そんな傾向がだんだんひどくなるような気がする。
『人の名前が出ないのは認知症か?』 と検索すると、こんなページが現れた。
その中に、こんな文章も見つけてちょっと安心した。
「ほら、あいつあいつ、ちょっと小太りで、経理部のほら、なんて言ったっけ、あー、顔は浮かんでいるんだが……」「もしかして田中のこと?」「そうそう、田中、田中、あいつがさあ……」
最近、こんなシーンが増えてきた。会話をしている最中、人の名前が出てこない。その人の顔は浮かんでいるのに。若いころ、こんなことはなかった。これは老化なのか。
仕方がないことで、特に心配する必要はないという。人間の脳のうち、人の顔のような映像情報は、後頭葉がつかさどっているという。脳のこの部分はあまり萎縮しない。顔という映像情報の記憶が残るのは、このためだ。
一方、人の名前は言葉であり、文字情報だ。こちらをつかさどるのは前頭葉だという。この機能は生物の進化とともに発達したもので、脳の進化の歴史の中でも比較的新しい。その分、衰えは早く、年とともに萎縮する。名前という文字情報の記憶が、映像情報の記憶より早く衰えるのはやむを得ない。
3軒隣の人の名前は思い出せないが、愛犬だった犬の名前は、今でもちゃんと覚えているから、『認知症』ではないと思う。
これは、なかなかムツカシイ。 ヒントをいろいろ言って貰っても、顔を思い出すことはできるのだが、名前がなかなか出てこないのである。 これは昨日の飲み会で実際にあって、なかなか思い出せなかったのだが、最後には大丈夫だった。
これは大丈夫のようである。 リモコンの操作を全部できるわけではないが、必要だと自分が思っていることは大丈夫である。
リモコンに限らず、パソコンでも、繰り返し同じことを毎日やることは、特に問題ない。
★ いろいろ試してみたが、このように具体的に示して貰えると、自信に繋がるのである。
日本も 今まで人類が経験したことのない『高齢化社会』になっていくので、今からは大変だと思うが、いろんな判断ができる具体的な事柄でチェックしていくことが必要だろう。
ちょっと自信が出来てよかった。私ももうすぐ85歳になる。
自分でも思いもしなかった高齢者の領域なのである。