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私の定年後の生活 67歳 2000年

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★『私の定年後の生活』は実質この年、2000年(平成12年)から始まった。

 今から18年前だから、私の定年後の生活も18年目を迎えることになる。

 どんな年だったのか? 

 ● シドニーオリンピックの年だというが、どんなオリンピックだったのか、全然覚えていない。

 ● イチローが大リーガーとしてデビューした年だという。これは鮮烈に覚えている。

       

 

★小渕さんが突如倒れて森さんが総理になった年でもある。

 私も『クモ膜下』で倒れてから丸2年を迎えたのだが、私の方は札幌の中村記念病院という最高の病院に巡り合ったお蔭で、この年の5月に最後の検査を受け『完治した』と言うお墨付きを頂いたのである。

前回にも触れたが、警察署で倒れ、15分後には病院の集中治療室にいて、手術などせずに1ヶ月病院に入院してその後半はリハビリで階段を上ったりしていたから、実質10日間ほど病院で寝ていただけなのである。

それから18年、みなさんには『元気だ』と言って頂いているが、この年には膝や腰が痛くて、日記を見ると近くの外科に『針やマッサージ』の治療に通っていたのである。

そして、そこの先生に『治りますか?』と聞いたら、『ホントは治らない。時間が出来たのだから筋肉は何歳になっても付くから、ストレッチや筋肉をつける運動をする方がいい』と言われて『ストレッチ』を始めているのがこの年なのである。

 従って、私の『ストレッチ歴』もまた18年目を迎えるのである。いまは50メートルダッシュもできるし、ジムにも通っているし、柔軟性は年を重ねるごとに柔らかくなっている。まさに『継続は力』だと思うのである。

 

★ 定年後の生活で、就業時と根本的に違うのは、『自分の自由になる時間』がふんだんにあることと、『何にもしなくても生活費は年金で頂ける』ことだと思う。

これは何物にも代えがたい『宝物』で、現役時代頂いた職位などで、ちょっとは格好はいいかも知れぬが『自由な時間はない』し、それなりのお金は頂けても『拘束の代価』を頂いているようなもので、少なくともサラリーマンの身分では、今から思うとそんなに『大したことはナイ』のである。

その点大小は兎も角、自由業のオーナーの方の方が『生き方』としてはオモシロそうで、定年後と言うのはある意味『その仲間』に入れた最高の期間のような気もするのである。

それは兎も角、現役時代、仲間として一緒に仕事をした田崎雅元さんは、この年川崎重工業の社長に就任されているのである。そんなこともあって現役時代一緒に仕事をした後輩たちも川重の常務に昇格したりしていて、川崎重工は大庭浩社長時代から『二輪事業のいいところ』がその経営に取り入れられるようになったが、それを引き継いで田崎さんが『柔工業』と称して、彼独特の事業展開をしだしたのがこの年なのである。

そして川重のメンバーたちのOB会の相信会会長には髙橋鐵郎さんが就任されたりしたので、川重の中に『単車色』が色濃く出だしたそんな年だったのである。

そして、これはサラリーマン社会の定石かも知れぬが、年次では私より1年下の田崎さんが社長に昇格したので、私と同期の常務さんはこの年退職されているのだが、私はある意味新しい生活が始まった年だと言っていい。

 

★ただこの年あたりは、『新しい生活』にもまだ慣れてはいなくて、『有り余る自由な時間』をどうしていたかと言うと、家内と一緒に世の中の定年後の方たちと同じように、各地の名所・旧跡を訪ねたり、1泊・2泊の小旅行を楽しんでいたりしていたのである。

 この年スタートした『新しいこと』と言えば先述の『ストレッチ』と『薔薇の栽培』を始めたことである。

 『薔薇』もそういう意味で18年になるのだが、私はやりかけると結構長続きするし、ハマってしまう性格で『薔薇』は今でも1年の多くの時間を薔薇に捧げているのである。

 

  

 

  『薔薇 雑感日記』と画像検索すると、こんな画面が現れる。

https://www.google.co.jp/search?q=%E8%96%94%E8%96%87%E3%80%80%E9%9B%91%E6%84%9F%E6%97%A5%E8%A8%98&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiP1cvehe3YAhVChrwKHYu2AZoQ_AUICigB&biw=1350&bih=694

 

一言で言うと、『私の定年後の生活 67歳 2000年』は、薔薇のスタートの年だと言っていい。

 薔薇はちょうど冬の今頃の時期に始まって、5月・6月の最盛期から、秋バラと続いて1年中その仕事は続くので、『私の定年後の生活』の中に確りと腰を下ろしているのである。

 

★この年はまだ母は健在90歳で父の50回忌を行っているのだが、世の中でなかなか『50回忌』を行うことは少ないそうである。

 子どもたちことを言うと、息子は関西の務めだったが、この年鎌倉のマンションを買うことを決めているし、いまはアメリカに定住してしまった娘婿は若いのに会社の組合の委員長になったりしていて、孫たちが可愛くなった時期だし、4人目の孫が生まれた年でもある。

それが18年前だから、孫の末弟は当たり前だが今年18才になり、娘婿が32才だったなどとは俄かに信じがたいのである。

何となく、私の定年後の生活の環境も整った年でもあったが、それからもう18年もの年月が流れているのだが、それ以降の年月に比べるとこの年は、まだまだ静かな『定年後の船出』だったと言っていい。

ちなみに私の体重は75キロだったようだから、今よりは6キロほどスマートだったようである。

 

 

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