★結構元気なのだが、何となく気が重く鬱陶しい1日もたまにはあるものだ。
昨日はそんな1日だった。
特に直接は関係ないのだが、野村沙知代さんが亡くなったというニュースが流れた。
85歳だという。来年は私もその85歳になる。
「みんな行く道です」
とはよく解ってはいるのだが、仲間が逝ってしまったとなると、何となく気が重いのである。
仲間と言えば高校の野球部の仲間たちも3人を残してみんな逝ってしまった。
昨日は、会社の仲間の訃報が届いたのである。
私は、お互い『共通の想い出』を持っている人だけを勝手に『仲間』と呼んでいる。
『共通の想い出』になるような出来事は、単なるお付き合いでは生まれないのである。
そこには、お互い強烈な想いがあり、それを成し遂げたりしないと『お互いの共通の想い出』などにはならないのだと思っている。
誰かが言っていた、『人間一生のうちで、お互い強く印象に残っている人はなかなか100人にはならない』と言うものだから、『ホントかな?』と実は書き出してみたのだが、身内を除いて書きだしてみたら、100人の手前でそれは止まってしまっているのである。未だ忘れている人がいると思うが、150人にはとてもならないのである。
そしてその内、既に亡くなってしまっている方が40人以上もいるので、いまこの世にいる方でお互いに印象に残っている人は50人そこそこなのである。
それに私より年上の方はほんの数人だけなのだから、減ってはいけない数字なのだが、そんな貴重な一人がいなくなってしまったと思うから気が重いのである。
もし生きていたとしても、会えることは少ないし、直接話すこともないのだが、この世にいなくなってしまうと思うと気が重いのである。
★そんなことを言ってても始まらないので、気を取り直して今から『新しい仲間を見つけてみるか』と思ったりしているのである。
いまから? と思われるかも知れぬが、『その人と一緒に共通の想い出を創った年代別』にみるとこんなことになっているのである。
やはりその時期にどんな活動をしたか、どんな生き方だったかによって決まるのだと思うのである。
昭和20年代 13人 学生時代
昭和30年代 11人 入社10年 新人時代
昭和40年代 28人 会社中堅時代
昭和50年代 22人 会社後半
平成 5人 退職前
退職後 20人 この15年間
結構退職後もネットなどで繋がったものだから、現役時代に比べても遜色ない数字になっていて、生き方によっては増える確率も多いのである。
そういう意味では、人生まだ終わっていないと言えるのかも知れない。
写真は今、庭に色づいた千両である。
師走である。 来年はどんな年になるのだろう?