★ 今年の日本シリーズは、日本ハムの10年振りの優勝に終わり、栗山監督が8回宙に舞った。
ツイッターに纏めた感想。
『今年の日本シリーズ最高でした。野球のオモシロさを再発見。他球団にない『野球に対するひたむきな純粋さ』を感じました。 http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/73f4787e9c76cac95c32c32127d7810a … 最後の栗山監督のインタビューも、それを見つめる広島ファン、最高でした。どちらにも勝たせてやりたかったシリーズでした。』
私は若い頃、野球をやっていたのだが、最近は『野球よりはサッカーのほうがオモシロい』と正直、野球よりもサッカーのテレビばかりを観ていたが、
今年の日本シリーズは全戦野球のオモシロさをふんだんに見せつけてくれたのである。
★ 広島・日ハム どちらを特に応援していたわけでもない。 沢山あるプロ野球球団の中でどちらも好意を寄せている球団である。
広島が2連勝した時は、日ハムを応援した。
日ハムが3連勝して、広島に戻った第6戦」4-4になった時は、広島がかって第7戦「黒田ー大谷」の一戦がみたいなと正直そう思った。
いずれにしても球史に残る日本シリーズであったような気がする。
★全く実力は拮抗していた両チームだったのに、結果としての得点は意外なほど開いている。
この辺りが野球の怖さ面白さなのかも知れない。
極めつけは昨日の日ハムの8回の攻撃である。
その攻撃は2アウトから始まった。 そこから一挙6点が入るなど誰が予想できるだろう。不思議とも思える攻撃だった。
ホントは中田の押し出しが決勝点なのだが、そのあとの満塁ホームランで一挙6点となったのである。
★このシリーズ、両監督もよかったし、日ハムの栗山監督のインタビューが素晴らしかった。
その戦略・戦術もよかったが勝利監督としてのインタビューが素晴らしかった。
特に、シリーズを制しての日本一になった時のインタビューが印象的だった。もっと景気のいい言葉を引き出したい質問に対しても常に冷静に、広島球場での優勝ということに場内を埋めた『広島ファンの心情』を意識した発言に終始した。
『広島ファン』も悔しさを抑えて、日ハムの優勝に拍手していたのは、非常によかったなと思った。
★広島と日ハムで対照的だったのは、両チームの1番から3番までのオーダーである。
広島がシーズン中から「不動のオーダー」で押し通したのに対し、日ハムは「日替わりオーダー」で対抗した。
いろんな野球があるのだということがよく解った。
打撃も守備も、昔に比べてそのレベルは各段に上がっていると思う。
その極め付けが『大谷翔平』だと思う。その165キロをバットに『当てる』選手がいることが驚きである。
★ 私自身がショートをしていたので、いつも内野の守備には関心があるのだが、内野の守備のレベルが素晴らしい。
かって名手と言われた吉田義男は実は私と同い年で昭和25年夏の甲子園に出場している。
確かに吉田義男は上手かったが、当時のレベルで上手かったので、今の内野手のレベルで言うと『どうかな?』と思ってみたりするのである。
何よりも選手個々の基礎的な身体能力が昔とは違うなと思っている。
水泳などでは記録があるのでそれがはっきりするのだが、野球の世界もトップを争った選手たちは、両チームとも素晴らしかったと思うのである。
栗山監督は言っていた『まだ若い選手で成長中だから・・』と来年はさらに進化した野球を見せてほしいものである。
唯一明確な記録の出るピッチャーの最速キロは、大谷に170キロを目指して、世界最速と言われることを期待したいのである。
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