★ 日本独特の盆栽を趣味になさっている方も多い。
何年も丹精込めて世話をされているので、非常に立派に仕上がってはいるのだが、それを保つためにはそれなりの毎日の努力が必要なのである。
昨日、ほんとうに突然だがある方から、『盆栽要りませんか?』と電話を頂いたのである。
私は、庭いじりは趣味で、素人なりにいろいろ触ってはいるのだが、盆栽はやったことはない。ただ盆栽風に育てた樹齢100年に近い五葉の松が庭の正面に植えられているものだから声を掛けて頂いたのだと思う。
★三木の方で、盆栽を一生懸命おやりになっていたのだが、90歳にもなられてなかなか世話をすることも難しいので、『処分したい』と言われているらしい。
折角の盆栽を『ただ処分』してしまうのも、ということなので『それなら好きそうな方に貰って頂いて大事に育てたほうがいい』 私も幾つかなら頂いて、盆栽は出来ないかも知れないが、庭に植えさせて頂こうと思ったのである。
実は、家内のお父さんが『さつきの盆栽』をやっていて、同じように最後困ってしまったのだが二鉢ほど貰ってきて庭に植えて今でも毎年綺麗な花を咲かせているのである。
そんなことで、間違いなく『興味がある』と思われる向山信吾くんと殿界寿子さんを誘ってそのお庭を拝見に上がったのである。
その動画がこちらである。
https://www.youtube.com/watch?v=HAjRFRqmtFI
立派な盆栽が150鉢以上もある。 まずご覧になってみて下さい。
★ ここの90歳のご主人とも、親しく話をさせて頂いた。
昭和37年(1962)に神出から転居されてこちらに来られたらしい。その頃はまだ緑が丘は開拓されていなかったし、『今の緑が丘駅は、確か野球場前駅だったでしょう』と言うと『そうだ』と仰るのである。
私は昭和30年(1955)ごろに、その球場に野球の試合に来たことがある。そんな旧い話をしたりして、すっかり仲良くなって、盆栽は今日中に幾つかを向山くんたちと頂きに上がることにしたのである。
150鉢全部はどうにもならないが、その幾つかでも好きな人が愛情を持って育てたほうがいいと思っているのである。
『水曜マルシェ』を毎週やっている『さんさん広場』の植え込みの一つを盆栽を植えたらどうかな などと思っている。
生命のあるものは、動物でも植物でも出来る限り長く大事に育てたらイイと思っているのである。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。