★昨日は春休みに遊びに来ている孫を連れて、大阪大学に河野誠博士 を訪ねた。
河野誠さん、未だ30代の若手の粒子を研究している研究者である。
株)カワノラボ http://kawanoparticle.com/ という ベンチャー企業も立ち上げている。
そのホームページの冒頭にはこのように書かれている。
大阪大学・渡會研究室にて培われた技術をベースに、代表取締役の河野が開発した世界初の粒子分析法 で皆様の粒子開発をサポート致します。
粒子のことなどさっぱり解らないので、多分幾らかは理解できるであろう孫を連れてお訪ねしたのは正解であった。私は全くの雑談で終わったのだが、孫との間では、何となく専門的な話にもなったのである。
私はズケズケといろんな質問をした。
『粒子など研究している方の一般のレベルは高いのですか?』
『粒子の研究をしている人は多いのですか?』
『河野さんのレベルはどれくらいなのですか?』
河野誠さんと、直接お会いするのはこれで3回目である。
1回目は、神戸ベンチャー研究会で、ベンチャー企業の『株、カワノラボ』の発表をされた時、その発表がオモシロくて私は河野さんに目をつけたのである。
2回目は、河野さんがわざわざ三木までお見えになった。
そして昨日がその3回目だったのだが、河野さんは上のようなズケズケとした質問を可能にするような雰囲気をお持ちなのである。
それらの答えが、河野さんらしくて面白かった。
かってはレベルも高い方もおられたが、最近の若手は粒子などの研究は避けてしまうのでそんなに高くはない。粒子の研究もそんなに一般的ではなくて、河野誠さんの粒子におけるレベルは、ダイレクトには仰らなかったが、私が聞いた感じでは、『世界一です』という風に仰ったようにも聞こえたのである。
そんな粒子においては専門家の河野誠さんも、株カワノラボ というベンチャー企業を経営するにはいろんな分野の協力者が必要なようで、慶応で一応は研究室にいる孫にも何となく興味がおありのようだった。
現在のカワノラボのホームページは、確かに専門的には機能として整っているのは解るのだが、見た目が楽しくないのである。 http://kawanoparticle.com/
三木に来られた時、一番最初に私が発した質問は『粒子って、何ですか?』だったのだが、少なくとも私が理解できるような答えがすぐには跳ね返ってこなかったのである。
昨日帰宅して『粒子って、何ですか?』とGoogleで検索したらこんなサイトが現れたのである。
そしてその2行目の Gigazine はこんな説明をしていたが、ここでも私はすっきりとは理解できなかったのである。 http://gigazine.net/news/20131009-what-is-the-higgs/
私がなぜこんなに拘るのか?
大学の研究室で研究だけなさっているのなら、一般の方が解っても解らなくてもそれは大丈夫なのだが、少なくとも 株)カワノラボ としてベンチャー企業として世の中に存在し、ホームページで一般の方にも公開されている限りは、素人が解るような説明があって然るべきだと私自身は思っている。
素人が解らぬよりは、解るほうがいい。そのほうが会社として発展する要素は間違いなく高まるはずである。
それはそうと、大阪大学のキャンパスは初めてだが、広大で綺麗でびっくりした。
これが河野さんが送ってくれた阪大内の地図である。正門から入って赤い道を通って駐車場へ。それが動画に写っている。
公園のような形になっているので一般の人も自由に入れるようである。ただ、大学の庶務課の判がなければ、なにがしかの入場料を取られるだけのことらしい。
動画でもご覧になれるとは思うが、その桜並木は立派である。
★ 訪問の目的が具体的にあったわけではないので、お互い楽しい雑談が出来たことで大満足である。
河野さんには、NPO The Good Times の個人会員にもなって頂いたので、何かあれば応援可能な体制にはなった。今後果たしてどんなことになるのかはよく解らないが、Facebook では、繋がっているので動きはいろいろと解るし、今後孫ともどんな関わりになっていくのか、ちょっと興味がある。
そんな大阪大学、河野誠さんとの半日、いい時が過ごせたと思っている。