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橋下さん、 安倍さんを動かし始めたのか?

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★大阪市長を辞めたはずの橋下さんなのに、連日マスコミのニュースを賑わしている。

今後は『おおさか維新の会』の顧問弁護士をするとか言ってるが、多分来年もメディアは橋下さんを放っておけないように橋下さんは動くのだろう。

 

橋下さん、安倍総理と会われて3時間も話をしたそうだが、こんなニュースが流れていた。

 

 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は21日、安倍晋三首相と橋下徹前大阪市長らの会談では、橋下氏が統治機構改革のための憲法改正について首相らに説明したと明らかにした。
 会談は19日、東京都内で松井氏も同席して開かれた。これに関して松井氏は、「自民党の憲法草案をそのまま了解ということではなく、われわれは統治機構改革のための憲法改正を進めたい。そういう話をした」と述べた。首相らと考え方は一致したという。
 松井氏は、統治機構改革のため必要な改憲について、地方自治に関する92条と94条を挙げた。

 

この『統治機構の改革』=新しい政治の姿 を描いているのだろうが、それを考えるのは別に政治家にならなくても、誰でも考えられるはずである。

政治家そのものよりも、政策担当顧問のほうがむしろその実現のためには近道かも知れない。

そんな話を今のようにマスコミが追っかけまわす限り、橋下徹さんは政治家には戻らないのではと思う。

 

 

世の中の圧倒的な人たちが、橋下さんの政界復帰を望んでいるが、望んでもご本人はそんな世界には戻らないだろう。

自らが描く大きな夢を政治家として実現してくれるのは誰でもいいのである。

むしろ大きな改革は自らが先頭に立たないほうがやり易いはずである。

 

 

 

こんなことを言って煽ってみても、橋下さんは『総理』になりたいと思っていないのだと思う。

『統治機構改革のための憲法改正』という方向性を示し、この記事の通り安倍さんも了解したのなら、別に自分が総理にならなくても、『想いは実現する』のである。

 

若し世の中に、『何かになりたい』人と『何かをやりたい』人の2種類しかいないとしたら、橋下さんは、間違いなく後者である。

そんな性格の人も間違いなくいるのだと思う。

 

★私自身も子供のころから『何になりたい』とは一度も思ったことはない。運動部でも会社でも『何か』にはなったが、自らが選んだ道ではなくて、みんな周囲の方が、その方向に持って行ってくれたのだが、若い頃、東北の販売網、特約店制度、東南アジアプロジェクトなど小さなことは自分で陣頭指揮して実現した。

その実績が信用になり、その後の発言に段々と重みがつく、そして段々と大きな目標になると、『自分以外のもっと地位の高い人』にやって貰うのが一番の早道なのである。自分がその人の地位まで行こうとすると時間も掛かるが、大きな組織の長も、結構ちゃんと動いてくれるものである。私はサラリーマン生活でそのように『自分の想いを実現』して、卒業した。

 

★橋下さんは、安倍総理を動かそうとしているのではないか?

そのためには、大阪都知事や大阪市長の肩書は邪魔になる。

会社で言えば企画、橋下さんの立場で言えば『政策顧問』これは一番やり易い立場で、上を動かすには最高の立場である。

衆議院議員になった途端に、それはできなくなるはずである。

私の読みは結構当たっているはずだと私自身はこの数年来ずっと思っている。

橋下さんにとって大阪の府政や市政は、ちっぽけなものだったに違いない、だから自らが陣頭指揮で実績を残して、世間に信頼や期待を得てきたが、国を動かすには議員の肩書など邪魔になるだけである。

政策顧問のほうが自由だし、今でも安倍さんが動いてくれるかも知れないのである。極端に言えば総理の上に立っているとも云えるのである。

実務をやったことのない『自らの想いのない』評論家には、それは解らないのかも知れない。


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