★わが町緑が丘から西へ下っていく なだらかな坂道がある。
20年ほど前に新しくできた道である。
その坂道の左右に、松や桜が植えられて年々その美しさを増していく。
特に、松は毎年整枝されて綺麗に並んでいるし、毎年その本数も増えていくように思っていた。
市が管理しているような感じでもない。
いつも、一人の方が熱心に剪定をされているのは、何年も前から私は知っていた。
11月から家内が三木山陽病院に入院したので、毎日この坂道を通っているのだが、このところ毎日松の剪定がなされていて、もう8割方完成しているのである。
一昨日の朝も一人で作業をされていたので、車を止めて話しかけてみたのである。
動画の中で語られているが、南側は市の土地で、北側は山のすそ野で誰の土地かは解らない。
市の土地は、市に断って桜と松を植えている。北側は誰の土地か解らないが、小さな松を植えているのだと思う。
なぜ? と聞いたら、『綺麗にしたいから・・』とだけ答えられた。
『植木屋』さんなどではない会社勤めで、会社に行く前に作業をされているようである。
Tさんと仰って、緑が丘にお住まいだとか。
★ 三木は『日本一美しいまち』を目指している。
『美しい』は、単なる『きれい』とは違う。
市民の、『こんな行動』こそが『美しい』と思うし、その結果が『日本一美しい』『松と桜の坂道』に仕上がっていくのだろう。
さくらの木は7年前に、『フジミさんが』植えられたと仰るので、私の知ってる『フジミさん』に聞いてみたのだが・・・『美嚢川の桜は植えたけど・・』と仰るのだが、こちらはよく解らないと仰るのである。
でも、こんな市民の方がおられる三木は素晴らしい。緑が丘にお住まいだというのもいい。
今朝も、日曜日だからだろう、朝9時過ぎに通った時も、昼過ぎの帰りに通った時も、Tさん、黙々と独りで作業されていた。