★こんな記事を昨日目にした。
『豊平川に 野生のサケの定着目指せ!!』
昨年秋、豊平川に遡上(そじょう)したサケ(札幌市豊平川さけ科学館提供)市民団体の稚魚放流でサケの遡上(そじょう)が復活した札幌市の豊平川で、野生のサケが増え始めている。ゆくゆくは放流をやめて野生のサケを定着させようという「札幌ワイルドサーモンプロジェクト」が2016年春から始まる。
豊平川は札幌市の中心部を流れており、戦後市内の人口が急増すると、生活排水などの流入で水質が悪化。河川の改修も進み、1950年ごろにはサケの遡上が途絶えた。
危機感を持った市民団体が「カムバックサーモン運動」を始め、79年以降100万匹超の稚魚を放流した結果、81年にはサケが遡上。全国的にも大きな話題となった。
85年には自然産卵によるサケを確認。その後の調査で、近年は7割が自然産卵による野生であることが分かった。
現在、毎年春に20万匹を放流しているが、野生の方が環境への適応能力は高い。このため、市民団体は放流する稚魚の数を減らすことを決定。
ただ、急激に減らすと絶滅の恐れがあることから、野生の遡上数を確認しながら放流数を調整するという。(2014/11/04-04:44)
90年代の現役最後の2年間を、札幌で暮らした。
毎日、豊平川を渡って、勤めに出ていたので、豊平川は懐かしい川である
豊平川は、まさに札幌の街を分断するように流れ、石狩川に合流し、北の海に注いでいる。
源流は定山渓の山の中だが、札幌の街の中ではこんな感じで街を分断して流れているのだが、
淀川などのように
ゆったりと満々と水を蓄えて流れる都会の川の風情ではなくて、鮭が上るに相応しいせせらぎが見える川らしい『川』なのである。
そういう意味では仙台市内を流れる『広瀬川』と同じ趣を持っていると云っていい。
私は、仙台にも4年間住んだことがあるし、川とはご縁があるように思う。
『私の人生、川のなかから始まった?』 http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/0eb1fe9ca92e259185492739fdc97367
と ブログにもアップしてるのだが、私の人生で一番最初の記憶が朝鮮、太田の川の中なのである。
その川も、せせらぎがあって、3~4歳の私でも入れて遊べたような川だったので、なぜかせせらぎの流れの音が聞こえる昔ながらの川が大好きなのである。
そんな、想い出のある札幌の豊平川に、野生のサケを定着させようという「札幌ワイルドサーモンプロジェクト」は、非常に嬉しいニュースなのである。
豊平川には、『野生の鮭』 が似合うような気がしてならない。
いろんなことが、人の手で創られているいまの世で、 自然のままに戻すのは、ある意味人間の知恵でなければならないような気がするのである。
世界をいま人間の手で触り過ぎて、 温暖化だとか、原発事故だとか、ちょっと人間が傲慢になり過ぎているのではないかと思うのは、私だけだろうか?
私の人生の記憶は、自然の川の中で始まった。
人生の終盤も、出来る限り自然の中で、自然に過ごしたいと思っているのである。
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