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集団的自衛権 雑感

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★新聞もテレビも、『集団的自衛権問題』で溢れている。

朝日新聞の一面などを見ていると、今にも戦争が始まりそうなそんな感じである。

『集団的自衛権』に付いて、どう思っているのか、賛成か、反対かと言われたら、

正直よく解っていないので、賛成でもナイのだが、反対でないことは確かである。

 

こんなムツカシイ話を庶民に聞くこと自体が無理だと思う。

専門家と言われる人たちの意見をよく聞いていても、それが本当にそれで正しいのかどうかさえ、私には判断できないのである。

理屈として尤もであっても、その方向が正しいのかどうかは、よく解らない。

こんな問題こそ、いろんな正確な情報を持っている政治家が、きっちりと判断すべき事項だと思っている。

 

世論調査も聞き方によってこんなに結果は違って出てきている。

    

 

日本だけの問題ではなく、アメリカとは密接に関係があることだろうし、このような案件が出てくるのは昨今の中国の動きなども関係あることは間違いないのである。

そんな周辺の情報など、判断する材料を国民のレベルでは持ち合せていないので、判断のしようもないと思っている。

極端に言えば『安倍さんが信念を以てやろう』と言うのだから、積極的な賛成でもないが、いいのではないかと思っている。

 

★各政党の見解などもいろいろ言われているが、

ホントに日本の国のために言っているのではなくて、党利党略のために、今後の政治対応のために言っているようなところが透けて見えている。

自衛権と言うのだから、国を守る権利という大きな課題なのである。

それを個別に、日本独自で守れるのか?

アメリカと組んで守ろうとするのか?   そんな政治判断なのだろう。

憲法9条もいいと思うし、平和憲法の下この60年以上平和に戦争に巻き込まれずに暮せたことは幸せであったと思う。

然し、このままでは今後の日本の平和、安全は守れないという想いからの、大きな政治的判断なのだと思う。

     

        

 

          

 

★私が80年生きてきた中の少年時代は、確かに戦争の時代であった。

日本の長い歴史の中で、戦争の時代と言えば明治以降で、それまでの日本は封建制の鎖国時代だったのだが、

若し、日本が戦争をせずに、そのままであったら、今どんな日本になっているのだろうか?

太平洋戦争では、多くの犠牲者も出たし、いろんな意味で国民は多くの犠牲を払ったりした。

私自身にとってもある意味犠牲になったと言っていい。

 

ただ、戦後のこの『民主主義の自由な世の中』は、アメリカなしに日本独自では達成されていなかったのではないか と思ったりもする。

同じ時期、北朝鮮と、韓国に分かれ、中国と台湾も生まれている。

みんな同じ時期からのスタートなのだが、アメリカの影響を受けたところと、当時のソ連の影響を受けたところでは、その体制は180度違っている。

                      

 

日本の民主主義体制は、アメリカの後押しで出来あがっていったことは間違いない。

それが単に日本のためだけではなくて、日本とか沖縄がアメリカにとって戦略的地域であったこともまた事実である。

いまの世界は、一国だけでは生きてはいけないのだろう。

そんなムツカシイ判断を、国民に『賛成か、反対か』など世論調査で聞くこと自体が間違っているように思う。

 

こういう『国を守る』と言う問題こそ、政治家の出番なのである。

それを信頼して任しきれる政治家かどうかの判断なら、何とかできそうに思えるし、

安倍さんは、信頼出来る政治家のように私には思えるので、『反対はしない』のである。

 

中国や北朝鮮とは違って、反対意見を堂々と言えること自体は、いいのだが、

反対運動をなさっている方達は、ホントにどれくらい解って反対されているのだろうか?

 

 

★庶民が願っていること を実現するために、政治が動かねばならないことも確かに沢山ある。

然し、『国を守る』などの問題は、政治家が庶民を引っ張るリーダーシップが必要なのだろう。

 

庶民はその政治家たちの信念のウソ、ホントを見抜く目を持たねばならない と思っている。

 


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