★人は生まれながらに持っている才能の範囲の中で成長するものだ、
とずっとそう思って生きてきた。
だから、ある程度までは、一生懸命努力もするのだが、あるレベルに達すると、それ以上は求めない、そんな生き方をしてきた。
それ以上を求めるのは、苦しさばかりが多くて、時間も掛るし楽しくない。
苦労も楽しい苦労でありたいと思っていた。
そんな自分の生き方を称して『ハンディ10の人生』と言ってきた。
『ハンディ10』もある意味、高い目標だが、そのあたりまでは努力すると実現可能なのである。
野球も、釣りも、碁も、ダンスも、文章も、字も、勉強も、ゴルフも、会社の仕事も、その役職も
そして今やっているネットの世界のブログも、ツイッターも、Facebook も
そして、それらはみんな自分が『やりたい』と思ったことばかりである。
★なぜ、こんなことを書いているかと言うと、
アメリカにいる娘の3人の孫の真ん中の『門野真也』がどうも『シングル』それも『ロ―シングル』の世界を目指しだしたからである。
いま高校3年生だが、昨日Facebook にこんなことをアップしていた。
アメリカの15,16のサッカーチームの Academy Player of the week に選ばれたと言うのである。
これは、全米に違いないのである。
チームだとか、ある地域でなら、それはよく解るのだが、、これは『ハンディ10』のレベルでは絶対にないのである。
どう考えても、そんなレベルになるほどの、先天的な素質があったとはとても思えないのである。
この3兄弟の 右が門野真也である。
デブで、サッカーチームのオ―ディションに『デブはダメ』と入れずに、リフティングもろくに出来なかったころの真也を知っているので、
それが、練習と努力だけで、
サッカーで大学に入れたり、Player of the Week に選ばれたりするのは、どう考えても不思議なのである。
確かに真也は真面目で、努力家であることは認める。
そんな努力や、練習でここまで来るのは、その練習の仕方や、指導者が素晴らしいのかな? と思ったりもする。
自分自身のスポーツの才能や、息子も娘も、学校や地域レベルではそこそこのものだったとは思うが、それが全国レベルでは通用しなかったのである。
『ハンディ10』 の発想は、そんなところから来ているのだが、門野真也にはそれを超えるDNAが宿っているのかも知れぬ。
それが、子どものころは現れなかっただけかも知れない。
私の母の兄きさんは、これは全日本級の野球の名選手で今のスワローズの前身、『国鉄スワローズ』発足時の総監督楠見幸信なのである。
渋谷に住んでいて、金田正一、根来のバッテリーがよく遊びに来たりしていた。
戦前の六大学野球華やかな慶応大学黄金時代、宮武、山下や水原など錚々たるメンバーがいたころの不動の1番バッターで、
ベーブルースが来たころの全日本のメンバーでもある。
私は子供の頃、朝鮮京城の家で何年か一緒に暮らしたが、当時の早慶戦の実況放送がレコードになっていたりした。
ひょとしたら、そんなDNAがちょっとだけ、真也にも受け継がれているのかも知れない。
今年の夏は、アイルランドの世界大会に遠征する様だし、そのあと三木にもやってくる。
どこまで行くのか知らないが、
『シングルの人生』を歩むことが出来るのかもしれない。
その道は、苦しさいっぱいのムツカシイ道なのだと思うが、アメリカ育ちは、できればその道を歩きたいらしいのである。
★English Version です。
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