★ アメリカのカリフォルニアに Ui America と言う小さな会社がある。
その名前の意味するところは、 You & I あなたと私 給湯器の会社だから『お湯を愛する』 などなど・・・
日本文化、給湯器の文化、日本の風呂文化をアメリカに・・・などと夢は大きく張り切っている。
そんな会社と、日本のイラストレーター菊澤こゆりさんが、
何か新しい流れが出来ないかな? とスタートしようとしている。
『菊澤こゆり』さん、 いろんなことを手掛けておられるイラストレーターさんである。
昨日は、Skype で、アメリカのTad Kadono と3人で約1時間、話をした。
話をしたと言っても、第1回で、もっぱらTad Kadono の説明を聞いていたのだが、これがなかなかオモシロかったので、
みなさんにもご紹介しようかと思ったのである。
以下現れる画面は、パソコンの画面に写ったSkypeの画面を写真に撮ったもので、こんな説明を受けたのである。
アメリカの家庭は未だ一番左が一般的、バスタブはあるが、お湯に浸かったりは少なく、シャワーが普通。
それがちょっと進化すると、シャワー室が別にあるバスルーム、さらに進むとジャグジー完備だが、これらはまだまだ少数派。
水に硬水と軟水とがあるとは聞いたことはあったのだが、
日本は沖縄を除いては、全て軟水だから、問題が起こらない のだと言う。
硬水だと、処理をしないとパイプが詰まってしまったり、飲むと下痢をおこしたりするらしい。
アメリカは硬水の地域と軟水の地域がこのような分布になっているのだとか、青いところが軟水、茶色いところが硬水だそうである。
硬水だと、パイプの中がこんなに詰まるので、軟水にするための余分の器具が要るのだとか。
アメリカでは今でも、大きなタンクにお湯を貯めてそれを使う方式が殆どで、
日本のような『瞬間湯沸かし器』方式は未だ1割しか普及率はない。
『瞬間湯沸かし器』を苦労して英訳してみたが、通じないのでいつしか『タンクレス』と言う言葉になった。
ちなみに日本は『タンクレス』の普及率99%なのである。
アメリカで一般的なタンクウオーターヒ―タ―は、こんな構造でずっと種火が付いている。
大量にお湯を使うとだんだんと水になってしまうので、バスタブにお湯など張ったりは出来ないのである。
タンクレス=瞬間湯沸かし器方式は、ご存じの通りの方式で、いつでも、幾らでもお湯が使える。
こんな特徴がある上に、国やガス会社からの補助があって、その普及を後押ししている。
これがカリフォルニアの一般の家庭で、日本と違うところは、家の中に大きなガレージスペースがある。
そして、そんな中にタンクが取り付けられている。
タンクレスにすると、一番左のように、こんなタンクのあったスペースが殆ど空いてしまう。狭い場所にも取り付け可能なのは、日本で実証済みで、日本の場合は殆どが外部設置だから雨風には十分耐えられる仕様になっている。
ここまでが、ハード面の説明であった。
そして、Ui America という会社は、こんなメンバーで運営されている。
主役は未だ20代のカップルである。未だ結婚はしていないが、婚約者で、昨秋は私も何度かご一緒した。アメリカ育ちだが日本語は喋れる。女性の方は日本字OKである。
ノーリツから譲り受けたこんなトラックを使って活動中である。
アメリカノーリツはデ―ラ―を通じての全米展開だが、Ui はこの地域に絞っての密着サービスである。
会社設立後もうすぐ2年だが、その間もう200軒のお宅に設置した。
設置したお宅のユーザーさんはNPO The Good Times の会員さんで会員カードもお持ちなのである。
この200件のユーザーの内70%は、日本人のお宅か、日本人の主婦夫は多国籍の家庭だと言うのは如何にもカリフォルニアである。残りの30%はアメリカの裕福な家庭が多いとか。
そんなことで、なかなかオモシロイ 有望市場なのである。
新しい市場開拓は、現役の時の専門分野だから、お手伝いしているのである。
そんなマーケッテングの基本コンセプトが『日本の風呂文化』のアメリカ進出なので、
日本独特のキャラクターを駆使した菊澤こゆりさんとのコラボで、
こゆりさん自身も初の海外進出だし、
ネットやSkype など最先端のシステムを駆使しての活動だから、
話題性もあり Good Time の演出が出来ると思っている。
昨日が、『けりだしの第1歩』であった。
このブログお読みになる方は、特に関係はないのだが、アタマの片隅に覚えておいて頂きたい。
半年後には多分、もっとオモシロいことになっていると思うのである。
昨日は、電話が終わって直ぐ、Facebook にニュースでアップして、『いいね』を頂いたりしている。
その続きなのである。
★NPO The Good Times のホ―ムページです。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。