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三木市議 大西ひできの方丈記

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 ★ 『三木市議 大西ひできの方丈記』という三木市の市会議員の書かれているブログがある。

このところ、大西さんの意見もあるが、三木市民からのコメントがいっぱい紹介されている。

現在の薮本吉秀市長の市政に明らかに反対の人たちの意見である。

 

大西ひできさんはかっては藪本さんの親派だったが、1年足らずで強烈な反対派になってしまった。

私自身も、かっては薮本さんを本当に応援していたのだが、これも1年ほどでギブアップして、今は批判勢力のひとりだろう。

薮本さんの市政が全てダメだとは言わぬが、常に上辺だけの『ごまかし』の姿勢がおかしいと思っている。

その薮本さん、来年が選挙なのに、もう3選に向かって選挙運動を開始した。選挙とか集票活動には極めて熱心なのである。

 

私は、三木はいいまちだと思っている。役所の人たちもみんないい。

でも薮本さんの下では、みんな動かない。ただじっと見ているだけである。

大西さんのブログ、どんなことが書かれているのか、一寸紹介して見ることにする。

 

 

三木市を破滅へ導く直通バス (市民の声(一市民))2013-01-16 22:04:32統合病院直通バスは本当に必要なのでしょうか。

既存の三木市内の病院や調剤薬局は今後、統合病院を競争相手に患者さんを奪い合わねばならなくなります。もともと、患者さんの数は限られているのだから「直通バスを出すのでどんな患者さんでも統合病院に行ってください。」というような政策は間違いです。

民業を圧迫し、三木市内の医療崩壊を招きかねません。

少なくとも、統合病院病院運営費拠出(年間十億円ぐらいですか?)に上乗せして、数十億という投資を行ってすることではないように感じています。

(初期投資バス購入、受付機導入、方向転換場、待ち合い場整備、運営費用全て合わせて例えば5年でそれだけ投資するのでしょうか。内訳も全て示して総額を示していただきたいものです。)

結局、三木市は病院だけのためにいったいいくら使うつもりか、ということをきっちり示していだだきたいですね。
この際、とにかく「内訳」をきっちり示していただきたい。
いつも三木市が出してくる訳の分からない概要版は、見るごとに数字が違うのでさっぱり分かりません。

これを書く前にも、「三木市の予算編成方針」や「三木市の予算の概要」を見てきました。しかし、「三木市の予算編成方針」では一般会計の歳出歳入総額は200億円なのに、「三木市の予算の概要」になると、一般会計の歳出歳入額は300億円となっていて、意味が分からなくなってしまいました。
お手上げです。三木市の出すものは色々と難解です。

この話はさておき、極端な患者(お客様)誘導政策は、市内に密着した医療機関を圧迫します。大型商店街ができたために、地元の商店街がすたれてしまうようなものです。国民総医療費抑制のため、平成14年度から何度も行われている診療報酬改定は、中小規模以下(ベッド数200以下)の病院の経営を更に苦しめるだろうと言われています。(もっとも、この2年、病院の倒産数自体は減少傾向にあります。しかし、以前と比べて「放漫経営」による倒産でなく「医業収益本体の赤字」「医師確保」「看護師確保」の問題による倒産、廃業が増加しています。)

さらに、大西議員ご指摘のとおり、現在、三木市内には様々なバスに対する助成費、神戸電鉄に対する補助金が支払われていますが、その全てがバラバラに展開されており、これらの公共交通を全体から調整し、振興させていこう、というような政策には決してなっていないように見えます。

私は、神戸電鉄は三木市にとって非常に大事な交通機関だと思っています。可能な限り守っていただきたいと願っています。ですから、バスと神戸電鉄を一体として、公共交通として発展させていくような施策が必要で、新図書館のような、三木市の新しい姿を作るような施設は、ぜひとも公共交通の要となる場所に据えることで、公共交通の発展と市民の利便性の向上を図っていくべきだと思うのです。

新図書館が文化会館前に建設されれば今度は「新図書館行き」の直通バスを走らせるであろうことが容易に予想できます。(市内のほとんどの地域からアクセスが難しい場所ですから。)

直通バスにかかるであろう経費もさることながら、現在のバス路線はぼろぼろです。神姫バスには全面撤退してもらって、三木市営バスでも作るつもりでしょうか。
それをしたところで、神戸電鉄には何のメリットもありません。

最近よく耳にするようになった言葉に、ライフサイクルコストという考え方があります。
初期建設費であるイニシャルコストと、ランニングコストを総合的にみて費用対効果を計っていきましょう、という考え方です。

神戸電鉄の乗客増のために必要な柱は「集客施設の建設」「通勤客・通学客の獲得」の2つではないかと思います。新図書館は、「集客施設になりうるもの」です。

「通勤客、通学客の獲得」に関する腹案は機会があれば述べることとして、今回、新図書館を大村地区に配置するとして、用地取得などで5億10億余分に建設費がかかったとしても、新たな直通バスを走らせる費用や、公共交通の補助のために出すお金を削減する効果を総合的に勘案すれば、「ライフサイクルコスト」は大幅に削減できるものと考えます。

このようなことを一体的に考えていくのが「まちづくり」であり、思いついたことを次々に行っていくのは、「放漫経営」と言うのではないですか?

少なくとも、三木市の抱える大きな課題「病院」「バス」「神戸電鉄」「新図書館」が総合的なまちづくり、という見地から検討されたようにはとてもみえません。全てが、縦割りで、細切れなんです。

こんな政策を容認していては、三木市は希望の道ではなく、衰退の道をゆっくりと進んでいくしかできません。

三木市のお金は「5年後10年後の私たちが、子どもや孫と安定した幸せな日々を過ごしていられるようにするために」使いましょう。

今日明日の「なんとなくあれば便利」のために、だらだらと使い続けるものではありません。    


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