★ 私自身の生き方はちょっと変わっていると言っていい。 少しカッコつけて言うなら『差別化』が出来ていると思っている。
『差別化』という言葉は若いころ広告宣伝を担当した時に、 出会ったマーケッテング用語なのである。 普通一般の方はあまりご縁のない言葉かも知れない。
差別化戦略とは、他社との明らかな特異性を作り出すことで、 差別化戦略における「差別化」は、ただ単に他社と違うだけでは不十分で、 ブランドイメージ・製品・顧客サービス・流通チャネルなどの分野での差別化が必要だと言われている。
三菱重工業・富士重工業・トーハツ・ブリジストンなどの大企業が次々に業界から去っていく中で 独りカワサキだけがホンダ・スズキ・ヤマハに伍して生き残ったのは 徹底した『差別化戦略』があったからだと思っている。 二輪業界の中でも『カワサキはちょっと変わっていた』ことが生き残れた原因なのである。
私個人の生き方も、何となく『差別化出来ている』のは、 そんな環境の中で育ったことと、 『差別化というコンセプトが気に入っていた』からだと思う。
★ 昨日は『読売中高新聞のアンケート』について書いたのだが、 大体アンケートは〇ペケ式が多いのだが、 今回のアンケートは文章で答える形式だったのである。 それでも、アンケートに答えるには簡単に答えるのが普通なのである。
この真ん中の欄がそれぞれのアンケートに答えられた回答なのだが、 みんなそれなりに簡単に答えている。 これが普通なのである。
私自身の回答は『字数制限もありませんので・・』と断ってはいるが、 結構な長文なのである。
実は昨日、この読売中高新聞のアンケートを私に紹介して頂いた野本浩一さんから、こんなメッセージを頂いたのである。
『アンケートを企画した編集部の方々は、これほどの長文の回答が寄せられるとは全く想像していなかったと思います。私も、今回の回答全文を読みまして想像以上で・・・した。これだけ書いて貰えると、きっと何とかして取り上げてみようと決断したのだと思います。敬老の日特集記事は9月17日でしたが、昨日24日に2回目が掲載されたのは、古谷さんパワーの成せる技ですね。』
この特集が9月17日で、24日は特集の2回目だったとは実は知らなかったのである。沢山の回答が寄せられた中で、私の回答ほど長文だったのはなかったに違いないのである。
★ 私自身はなぜか現役時代も『頼まれた案件』を担当することが多かったのだが、結構それはムツカシイ課題が多かったのである。『アイツに任しておけば何とかするだろう』と思われたようで、 結果が常に何となく『いい方向』が得られるものだから『ややこしい話』は常にお鉢が回ってきたきらいがある。
そんな私自身の独自のやり方の基本が『差別化』で、 常に『ちょっとだけ』だが、普通の人のやり方とは異なった部分があるように心掛けていたのは間違いない。 この『ちょっとだけ』の部分がKEYなのである。
そんなに一般の人たちと変わった発想などある訳はないのだが、『ちょっとだけ』なら、気を付けるだけで『差別化は可能』なのである。
★『差別化』などという発想もその言葉も、 一般の方にはあまりご縁のないことかも知れないが、なかなか役に立つのである。『差別問題』などもあるので一般の方はお使いにならないのかも知れない。 現役時代もよく差別化などの言葉を使ったので、 当時の本部長をされていた塚本さんから『区別』ではダメなのかと言われたこともあるのだが、 それくらい『差別化』は私の生き方の基本になっていたのだと思う。
『区別』ではダメなのである。 ちょっとだけでいいから『いい方向に差があること』が必要なのである。 お蔭様で、『ちょっとだけいい人生』が送れていると思っている。 ★NPO The Good Times のホームページです。★50万人フォロワーのいる公式ツイッターです。 ★雑感日記のEnglish Version です。 ★ 毎日てっちゃん です