★ 今年の夏の大会、連日の雨でその大会運営は大変なようである。
昨日の朝の試合も5回にこんな雨で、
ノーゲームになってしまった。
3時から若し雨が止めば第3試合からゲームをやるということだったが、この状況では、『今日はとても駄目だ』と思っていた。 グランドはこんな状況だったのである。
ところが3時にはこんな状態に仕上がって、予定通り試合は開始されたのである。
そもそも「水はけがいい」と言われる甲子園球場だが、このグランド整備は神業のように思える。
どんなことになっているのか、『甲子園球場の水はけ対策』と検索してみた。
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%94%B2%E5%AD%90%E5%9C%92%E6%B0%B4%E3%81%AF%E3%81%91%E5%AF%BE%E7%AD%96&ei=jjoeYciaO5nahwPtxI44&oq=%E7%94%B2%E5%AD%90%E5%9C%92%E6%B0%B4%E3%81%AF%E3%81%91%E5%AF%BE%E7%AD%96&gs_lcp=Cgdnd3Mtd2l6EAwyBQgAEM0CMgUIABDNAjoHCAAQRxCwAzoFCAAQxAJKBAhBGABQ3pUBWNnuAWCniwJoBHACeACAAekCiAHoHpIBCDIuMTUuNS4xmAEAoAEByAEIwAEB&sclient=gws-wiz&ved=0ahUKEwjImaCI-LzyAhUZ7WEKHW2iAwcQ4dUDCA4
非常に詳しく説明されていたが、要約するとこんなことのようである。
● グラウンドの土は、粒子の細かい黒土と粒子の荒い砂が程よく配合されている。暑い時期は乾きにくいように黒土を多めにしているし雨の多い時期は砂を多めにしているとか。その微妙な配合はマニュアルではなく「感覚の世界」だという。● どこのグラウンドも、整備する人間はせいぜい5人くらいだが、甲子園には14人いて、これだけの人数で手をかけている球場は、おそらく日本全国、他にはないというのである。そして何より、長い年月をかけて培われたノウハウが継承されている。● 試合中に雨が降ってきた場合は、砂を入れて試合ができる状態にする。 何から手をつけるかは、その時のグラウンド状態を見てからの判断になる。 状況が変われば整備も変わる。屋外の天然の球場ならではの変化だ。
というのである。昨日はどんな整備の仕方をしたのだろうか? 因みに甲子園球場のグランド整備を担当しているのは『阪神園芸』である。
球場で野球を見ていると、三回、五回、七回にトンボでグラウンドを平らに整備している。このトンボをかけられるようになるには相当な訓練が必要で、なんと早くて2〜3年の年月を要するという。そのトンボ、各自で作っているとか。自分の身長に合わせて、よりかけやすい角度を見出すのだが、使っていくうちに変形してくるので、その後もずっとメンテナンスが必要なのだ。もちろんそれらも全て自分でやるのだそうである。
『トンボかけ』は現役時代やったことはあるのだが、 こんな世界にも『プロがいる』のである。
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