★1枚のDVDが送られてきた。
Z1発売40周年を記念して、
アメリカのKMCでは、事務所の中にMuseumを創ったりしているが、その一連として旧い時代の資料などもDVDに纏める作業が続けられていた。
そんなことから、このDVDの出所はKMCだと思うが、我が家には野田浩志さんから送られてきたのである。
普通なら、それで終わってしまうのだが、
いま、三木には、
KAWASAKI Z1 FAN CLUB の Good Times Plaza があって世界中の熱心な Z1のファン達からの情報も入るし、日本の各地から来客があったりするのである。
Facebook の KAWASAKI Z1 FAN CLUB のページには毎日こんな情報が飛び交っているのである。
世界展開だから英語でも書かれている。
その熱っぽさや、中味の濃さは、ちょっとメーカーのショールームなどでは、とても追い付けないレベルの展開なのである。
その中心人物が
NPO The Good Times の事務局長でもあり、 KAWASAKI Z1 FAN CLUB の事務局長でもある
登山道夫さん、通称「カバン屋さん」である。
一昨日の産経新聞に『二輪文化 盛り上げたい』
などとKAWASAKI Z1 FAN CLUB は、取材を受けるなど、話題になっているのである。
そんなこともあって、
送られてきたDVDを、Good Times Plaza に持ち込んだら、
早速、Facebookに、
Old Phtoes For Furuya-san という アルバムにして、アップされたのである。
すでに世界に流れてはいるが、そのままでは見てもよく解らないだろう。
でも、直ぐ何人かの方から『いいね』が届いている。 世の中はそんなスピードで回っているのである。
今からぼつぼつと、さらに写真も加えて、解説付きで流されるのだろうが、
このような情報発信機能を持っているので、『世界への情報発信基地』と称しているのである。
多分、川崎重工業内にもこのDVDは沢山流れたとは思うが、それを『情報発信出来る』『現実に情報発信する』のは、
三木のGood Times Plaza だけかも知れないのである。
そんな写真の中から何枚かとりだして、
私が解る範囲でご紹介をしてみたい。
昭和41年(1966)ごろ、アメリカ市場スタート間もないころだろう。
左から 杉沼浩さん、カワサキの後、MFJの常務理事をされたりしたので、レースなどの関係者はご存じの方もいるだろう。
ト―ハツからカワサキに移られて、この時期の中心人物、アメリカ市場もよくご存じで、英語ペラペラである。7人の侍の一人だがなぜか殆ど登場しない。私は今でも親交がある。そんな若いころの杉沼さんである。
その横は、アメリカ人のトップ、マセックさん。そして当時のアメリカ市場のリーダー浜脇さん。
その横が当時のカワサキの二輪事業本部長岩城良三さん(故人)
『隣国の兵は大なり、その武器は豊かなり、その武勇は優れたり、然れども指揮の一点譲るべからず』
スピーチに必ずこの言葉が出てきた。
『士気』かと思ったら『指揮』であった。 まさにカワサキの二輪事業をを先頭に立って引っ張られた。
若いころ、直接に、薫陶を受けた。
あとは解らない。
これも珍しい写真である。
左は、若いころの田崎雅元さん(元川崎重工業社長)である。
一緒にレースなどやっていたのだが、召集が掛ってアメリカに渡った。
シカゴのオフイスなどを開いたり、何も解らぬ中、苦労したようである。
当たり前の話だが、浜脇洋二さんも若いな。
9月にはZ1 販売40周年の Reunion に私もご一緒した。
田崎さんは、勿論、7人の侍の一人である。
これはもう少し年代があとだろう。
左から
種子島 圣さん 彼が一般には一番知られているかも知れない。年次的には杉沼さんや田崎さんのちょっとあとからアメリカに渡った。
その横は安藤佶郎さん(故人)私と一緒にレースを担当されていたが、同じ時期に異動になって、安藤さんは田崎さんに代わってアメリカに渡った。
私は仙台事務所を創るためにホントに1人で仙台に赴任した。昭和42年(1967)のことである。
真ん中いおられるのが四本潔さん(元川崎重工業社長、故人)である。
このほかにも、資料はいっぱいDVDの中には詰まっている。
Z1の写真やデータ―なども満載なのである。
折角、集められた貴重な資料だから、機会があれば、今後いろいろとご紹介してみたい。
これは Santana にあったKMC の事務所である。 この事務所のころからは、私も何となく解るのである。
KMC が設立されて、もうすぐ50周年である。
設立された頃は、詳しくは解らぬが、
浜脇ー山田―高橋(会長)−田崎―百合草ー野田ー鶴谷ー と歴代の社長時代は私も色濃くKMCには関係した。
ある意味KMC には非常に関心もあるし、愛着もある。
カワサキの二輪事業を支えてきたKMCなど先進国市場が、今苦しいようだが、
先進国市場のよさが、いろいろとあるはずである。
単に台数が出る開発途上国ばかりでなくて、先進国のよさを生かした二輪事業経営を、確立すべきだと思っている。
カワサキファンのユーザーたちですら、
『二輪文化の創造』を目指しているのである。
単に新車を売るという何十年も前のスタイルから脱皮した『オモシロイ先進国市場』があるように思う。
知恵を絞って、頑張って欲しいと思っている。
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