★ 私自身の性格は『おおざっぱ』で別に綺麗好きでもない。 個人の周辺は『乱れ放し』なのだが、 社会というか『公の世界』ではちゃんとしなければいけないと思っている。
そんな風に思ったのは、もうずっと以前30代になったころ 1965年に仙台事務所を創りその長となったのだが、 その時一緒にいた宇田川勇さんが滅茶滅茶綺麗好きだったのである。 事務所の掃除も整理整頓も見事であった。
その時に『世の中にはいろんな人がいる』 そんな色々の人の『最高のレベル』に合わせるべきだと思ったのである。
メーカーの大きな事務所で沢山の人と一緒にいた時には感じなかったのに、 初めて小さな事務所で少人数の世帯という環境の中で初めて気付いたことなのである。
以来、私の会社での管理レベルはずっとそんなレベルを目指したのである。 1990年代の国内販社を纏めるリーダとなった時には その事務所も営業所も、ショールームも『世の最高レベル』を目指したし 間違いなく『その当時の社会のトップレベル』になっていたと思う。
★ 突然、何事かと思われるかも知れぬが、 いま住んでいる三木は緑いっぱいの町である。 大きな道が多いので街路樹もいっぱいだし、 大きな公園もあるしゴルフ場も25もあってどこに行っても緑が目に入る。
だが建造物と違って、緑は成長するし周囲に草も生える。 それが公の社会の中にあるので雑然としていると気になる人もいるだろう。 少なくとも私は気になるのである。
現役時代、ずっと車で通っていたのだが、 あの廣野ゴルフ倶楽部のこんな横を毎日通って通っていたのである。
名門廣野ゴルフ倶楽部の中は見事というほど綺麗なのだが、この道路際は草が生え放題で『見苦しいな』とずっと思っていたのだが、70歳になった時に、廣野の理事長宛に『道路に面した部分は社会と接しています。』と思い切って手紙を書いたのだが、丁寧なご返事を頂いて、それ以来20年近くになるのだが、ずっと綺麗に管理されているのである。 現役時代には言い出せなかったが『70歳になったので』と思ったのだが、こんなに対応して頂けるのならもっと早く言っておけばと思ったりしたのである。
★最近は毎朝三木総合防災公園に走りに行っている。ゴルフ場が2つ以上も入るような広さで、周辺を含めて緑いっぱいなので、兵庫県担当なのだが、その管理が大変なのはよく解る。
毎日何人もの人たちが、緑の管理をおやりになってはいるのだが、なかなか追いつかないようだ。
これは三木市の管理だと思うが、周辺の道路の整備を今やってる最中である。
左側は綺麗に刈られたが、真ん中の部分は今朝から始まっている。
道はとても長いのでこの道筋だけやるのにも1週間以上掛かっている。
公園の中のメインの部分や建物周辺は綺麗に管理されているが、
裏手はこんなに荒れ放題なのである。
公園もメイン道路は綺麗だし、
サッカー場の芝生は手入れが行き届いて最高に綺麗である。
その隣のコートは、昨日まで『目土』を入れてたのでこんな状況だが、 2週間もすれば青々とするだろう。 毎朝見てるから解るのだが『手入れ』は大変なのである。
このように『緑の管理』は大変なのは解るが、 それは計画段階で解っている筈なのである。
なぜ、8割方出来てるのに残りが出来ないのだろう。 もうちょっとのことなのである。 『予算がない』と言わそうだが、それは弁解だなと思う。
★ 以下の写真はいずれもアメリカカリフォルニア州である。 緑いっぱいだが、その管理は見事である。 Irvine市などは、家の前の緑の部分もすべて市が綺麗に管理してくれる。
社会に対する感覚が日本と違って徹底していて、 その労働力は『メキシカン』なのだが、雑然としたところは全くない。
家の周りも社会に接する部門は、市の管理で定期的に整備してくれるのでいつもきれいに保たれている。 この辺りのアメリカの発想はいいなと思う。
公園も常に綺麗である。
★兵庫県は永年『美しい』をモットーに掲げている。 10年ほど前に、三木市にもその『美しい』を提言した。 『日本一美しいまち三木をめざそう』と提言は取り上げられているのだが、
『裏通りも美しく整備する態度』こそ『美しい』のだと思う。
ふと思った感想である。 流石に 日本一のゴルフ場と言われる『廣野ゴルフ倶楽部』は あれ以来、外回りも定期的に『綺麗にする体質』が身に付いているのは 私にとって『非常に嬉しいこと』なのである。
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