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新しことに物怖じしないのは・・・・

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★ 今年の春以来『新しい生活のスタイル』が始まった。 『新型コロナウイルス』の対策からである。
 できる限り人と会わない、話もしない。 人の大勢いるところには出3密対策来るだけ行かない。 こんな所謂『3密対策』の生活だが、 全然問題なくスムースには入れたし、 何の問題もなく対応できている。

 端的に言えば『新しいことへの対応』には全然問題がないというか 『得意分野』だと言っていい。 人生87年生きてきて、振り返ってみると、 なぜか『新しいことばかり』をやってきて、全然『違和感』がないのである。


★ なぜかな? と思うが、 これは少年時代、終戦直後の経験が 『新しいこと』に物怖じさせなくなったのだと思う。

 戦前、というか終戦までは、結構豊かな『坊ちゃま生活』だったのだが、 終戦で朝鮮京城(今のソウル)から明石に引き揚げてきて環境は一変した。 食料難だったし、何よりも『トモダチ』が一人もいない生活だった。 昭和20年12月8日(1945)に引き揚げてきて、 翌年の4月1日に旧制神戸一中に入学するまで、 ひとりの友達もいなくて、話し相手は伯父や大人の人ばかりだった。


   



 神戸一中に入学しても誰一人知ってる人がいない中に入っていったのだが、 特に、それが気になったりせずに、すぐにトモダチも出来たし、 野球部にも入ったりした。 そういう意味では『神戸一中』は懐かしい。
 たまたま昭和21年から26年までの、私の中学・高校時代の 野球部のことが纏められているのだが、 当時の公立校は野球部も結構強かったのである。  昭和25年、明石が優勝した時は、私は明石高校にいたのである。 名前の出てる谷村さんや三輪さんなどよく存じ上げている。 県一女と合併して男女共学になったのはちょうど3年になるときなのである。    



 やっと3年間普通の学生になっていたのに、 高校は学区制が出来て、また明石高校に変わらざるを得なかった。 ここでも、またトモダチゼロからの再スタートだったが、 それも結構スムースに、入っていけたのである。

 この時期の目まぐるしい『新しい経験』というか 『環境の変化』が私の性格を変えたような気がする。  どんな『新しいことでも大したことはない』 と思えるようになったのだと思う。  
★ カワサキでの二輪事業も、会社にとって全くの新事業だったし、 上司というか先輩たちも全く経験のないことばかりだったので、 思い返すと『人生ずっと新しいことばかりをやってきた』ような気がする。
 定年になってから、初めてパソコンに出会ったし、  ネットの世界も、ブログもツイッターもFacebook も 初めてのことばかりだったが、全然『物怖じ』することなく、 それもすべて独学でやってきた。

 今年『コロナに出会って』 また新しい生活になった。 時間が完全に自由になったので、朝は公園で運動し、 午後は、パソコンか庭仕事。 それも時間がいっぱいだから、調べ物をしたり、 旧い日記を読み返したり、楽しんでいる。

 昨日は、アフリカのナイジェリアに初めて独りで行った時のことを懐かしんだ。 Google マップがあるから、 当時の写真はないのだが、今のラゴスが見えたりする。
  

   これは1977年8月に約1ヶ月、  バンコック・ロンドン・マンチェスター・ナイジェリアのラゴスと 初めてのヨーロッパ・アフリカの一人旅なのだが、 なかなか、オモシロかったので、またの機会に纏めてみたい。
 大体海外出張など、それも初めて独りで行く人は少ないのだが、 そんなのは一向気にならないのである。  勿論、失敗もあるのだが、 そんなのは『大したことではない』と思ってしまう。
 『コロナ』も大変だと言えば大変なのだが、 まあ、何とかなるだろうし、 それで『いいこと』もまたあるのだと、思っている。
 兎に角『反省などしない』性格なのである。

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