★『カワサキZのシリンダー・ヘッド再生産』 こんなニュースが流れた。
Zのユーザーたちの喜ぶ顔が目に浮かぶ。
Z2が国内市場に販売されたのは、昭和48年(1973)のことで、当時は私も大阪地区の営業担当をしていたのである。
当時の新車の販売価格は42万円ぐらいだったのだがそれから40年近く経っていまZ2の中古車の価格は200万円を超える人気なのである。
三木が本拠のKAWASAKI Z1 FAN CLUB の人たちとは密接に関係しているので、Zに関する情報は細かく耳にすることが出来るのである。 ホントにその熱心さと詳しさにはびっくりしてしまうのである
http://z1fc.com/ ちょっとクリックしてみてください。
KAWASAKI Z1 FAN CLUB はこんなに確りとしたファンクラブなのである。
このニュースも非常に早く流れて、先日3月7日に大阪であった『吉田純一さんの旭日小綬章綬章記念パーテー』の席上でも話題になっていたのである。
ニュースはこのように伝えている。
川崎重工業は3月1日、大型2輪車「Z1」「Z2」シリーズのシリンダーヘッドを愛好家向けに再生産すると発表した。2019年秋より同社特設サイトで注文を受け付ける。初回生産個数は1000個で、価格は未定。注文状況に応じて増産を検討するとしている。
Z1とZ2は、国外向け輸出仕様として1972年に発売された「900 super4」の型式「Z1」、1973年に発売された「750RS」の型式「Z2」として呼ばれるモデル。Z2は国内で累計2万台以上を販売、Z1は世界で累計十数万台以上を販売して、ともにカワサキのモーターサイクルを象徴する歴史的なモデルとなった。
発売から約半世紀が経ち旧車と呼ばれるモデルとなっているが、同社では、現在でも世界中のライダーから愛されていることや、レストアにより実際の走行が可能な車両が数多く現存していることから、両モデルのオーナーのニーズに応えてシリンダーヘッドの再生産を決定した。
★このZ1・Z2の開発責任者をされたのは大槻幸雄さんで、そのエンジン担当が稲村暁一さんなのである。
このお二人がZを世に送り出したのだが、アレから40年近くも経って、『このZのシリンダー・ヘッド』を世に出すことになったきっかけも、このお二人が密接に絡んでいるのである。
もう3年も前の話だが2016年の『山口Zミーテング』がその年の4月に開催されて、そのミーテングに出席されたお二人に、Zユーザーたちから『シリンダー・ヘッド再生産』の要望が強く出されたのである。
その話を受けて、大槻・稲村のご両人が、当時のカワサキの二輪事業トップの方たちに『何とか再生産が出来ないか』と要望されたのが、2016年6月9日のことなのだが、それから3年何とか実現したのである。
簡単なようで、このような部品を再生産することは大変なのである。その間、いろんなことがあったようだが、メーカーの努力もさることながら、大槻幸雄さんの熱意が通じたのだろうと思う。
今年も『山口Zミーテング』は4月に開催されて、多分大槻さんも出席されるのだろうから、これはまさしく「いいニュース」で、ホントによかったなと思っているのである。
今のところ価格も未定のようだが、Zのユーザーたちにとっては、最高のニュースであることは間違いないのである。
大槻さんとは、それこそZ1会というゴルフ・コンペなどでずっとご一緒なので、こんな『Zのシリンダー・ヘッド話』も知っているのである。
世のZファンにとって、新車が世に出て40年経とうとしている今も、開発者の大槻幸雄さんの恩恵をその再生産部品でも受けることになるとは、ホントに不思議なご縁ではあると思うのである。
Kawasaki. Let the good times roll !
まさに、カワサキの基本コンセプト 通りのことなのである。