★ 日本人の『京都離れ』というこんな記事が京都新聞に載っていた。
京都には見るべきものはいっぱいある。
京都の地図を開いただけでも、東も西も、北も南も、観光する場所はいっぱいなのである。
嵐山は当然、比叡山も貴船も知っている。 どこに行っても京都は素晴らしい。
最近の外国人の観光客増加が、日本人が京都を敬遠する理由なのだろうが、ホントは静かに観たい京都がどこに行っても『外国人がいっぱい』では、日本人客は敬遠してしまうのだろう。ほかの観光地と違って、京都市が特に対策などしなくても、どんどん人が集まるから、京都は「観光客に優しくない」のかも知れない。
★かっては、と言ってももう40年以上も前の話だが、当時は高槻に住んでいたし、京都も私の営業管轄圏であったものだから山科の営業所にはホントによく行ったし、当時の京都はいろいろと知っているのである。
その頃は、京都を敬遠するというような感覚は全くなかったのだが、今の京都の実情をそんなにちゃんと知っている訳でもないのだが、『京都は混むし、駐車料が高い』と言う先入観みたいなのがあって、よほどの用事でもない限り京都には出向かなくなってしまったのである。
いま住んでいる三木からも、最近は高速道路も便利になって1時間足らずで行けるのだが、なかなか行く気にはならないのである。 でも、『行ってみればそうでもない』のかも知れない。
実は去年だったが、知人を訪ねて京都の中心部に行ったことがあるのだが、その時には先方に駐車場があって、さらにあとで食事をしたが、駐車料は無料だったし、何も全然問題はなかったのだが、そういう便利な場所を知らないから、『京都はダメだ』と思ってしまうのかも知れない。
★記事にあるような『宿泊客』としては京都には一度も行ったことがないのだが、最近はどこもホテルは満員だと聞く。
昨年の観光客の延べ宿泊人数は8859万人と初めて、8000万人台に乗ったらしい。この数字の内訳をみると、やはりトップは東京で大阪や北海道も多いが、京都も571人を記録しているのである。
国が日本訪問の外国人の増大を目指しているので、この傾向はどんどん進むのだろう。これによって東北などの地方にも観光客の増大が見られることは結構なことだが、京都のように面積的にはそんなに大きくはないところに集中するのは、その解決策はなかなかムツカシイのだろう。
京都の外国人の宿泊数の伸びは近年スゴイ。 中国が一番かと思ったら、一番は台湾だった。
アメリカ人の伸びも急激である。
高層ホテルもままならない京都だから、果たしてオリンピック時には、どんなことになるのだろう?