★最近の若い人たちは『本を読まない』そうである。
『若い人が本を読まない』と検索すると、こんなページが現われた。
こんなグラフも出てきた。
実は、私もあまり『本は読まない』ほうだと言った方がいい。
なぜ? と言われても困るが、本を読んでみても殆どの本で『がっかりする』ことの方が多いからである。
なかなか『いい本』に巡り合えることの方が少ないので、そうなってしまうのである。
本は読まないのだが、1日の中で活字を読む時間は結構あるほうだと言っていい。
ニュースも殆どネットで読むし、『検索』する機会は『結構多い』と思うし、興味のあるモノについては「ちゃんと読む」習慣は付いていて、本を読むよりはそのほうが『効率がいい』し、『自分で納得できるまで検索を続ける』ほうがいろんな意見が解ってオモシロいと思ってしまうのである。
★ただ、若い頃から、文章というか自分の意見は殆ど『活字にして残している』 現役時代の『方針』というか『基本的な考え方』は全部と言っていいほど『活字にしている』のである。
そういう意味では、文章を書いた量は、ひょっとしたら『小説家よりは多い』かも知れない。一体、小説家というのは一生で、どのくらいの文章を書くのだろう?私は20歳から日記も書いているし、現役時代の文章も多いし、引退してからも毎日結構長いブログを書いているので、最近でも1日に、5000字以上は書いているというか、発信しているのである。
なぜ、突然こんな話題か? というと私には4人の孫がいるのだが、そのうち3人はアメリカ育ちで、下の二人は、特に一番下の末弟などは『日本語を読むのが苦痛』なようで、英語が日常語だから、日本語で本を読む機会など少ないと思うのである。
私は本は『読まない』のだが、家内も息子も娘も『本が好き』で、そのDNAは間違いなく孫にも伝わっているのだと思う。本の話題になった時は、とても私などは「ついて行けない」レベルなのである。
そんななかで、孫の長男二人は、私と違って『多分、本はいっぱい読む』のではないかと思っている。
二人とも『ちょっと変わっている』と言った方がいい。
★特に息子の方の『古谷仁』は、『小説家になりたい』などともいうし、昨年の今頃は本の出版などに取り組んでいたのである。
最近はツイッターなどでの発信も多いのだが、彼の書く文章は独特で、ヨコ文字も多いので『ついて行くのが大変』なのだが、ごく最近こんなツイッターをアップしていた。
『ピーター・テイールのいう「曖昧な悲観主義」からの脱却の鍵「ファクトフルネス」かな』
と「ファクトフルネス」という本のことをツイッターにアップしていて、孫の古谷仁推薦なので『読んでみるか』と思ったのである。
『日本人がまず真っ先に読むべきだ』とあったので、発売前から申し込んで、今最初の数ページを読みだしたところなのである。
世の政治家や学者などの知識人など、貧困・教育・環境・エネルギー・人口問題などについて『賢い人ほど世界の真実を知らない』と本の帯に書かれていて、13の質問の正解率が33%を下回っていて『チンパンジー以下』だと言われてしまっているのである。
本の冒頭にある13問の質問はこんな質問なのである。 皆さんはお解りになりますか?
● 現在低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょう? A 20% B 40% C60%
● 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこ? A 低所得国 B 中所得国 C 高所得国
● 世界の平均寿命は A 50歳 B 60歳 C 70歳
● 世界中の1歳児で予防注射を受けてる人は A 20% B 50% C 80%
● 幾らかでも電気が使える人たちは A 20% B 50% C 80%
● 1996年にトラとジャイアントパンダとクロサイは絶滅危惧種に指定されたが、当時よりも絶滅の危機に瀕している動物は幾つか
A 2つ B 1つ C ゼロ
最初に作者が言っているのは、世界のトップレベルにいる人たちが『みんな間違った常識しか持っていない』テストの結果になっていると言うのである。
これは要するに、世の中の進歩は非常に速くて、『昔の本』などで身についた旧い知識が邪魔をしていて、『新しい知識』を導入しないと間違ってしまうようである。その結果が『賢い人ほど世界の真実を知らない』ことになってしまっているというのである。
本の冒頭に、世界の状況を表すこんなグラフが載っていた。
この『健康・金持ち・貧乏・不健康』『寿命・所得』のグラフを一番最初のページだったので、ちょっと見ただけだが、私自身はこの13問中11問に正解出来たので、正解率85%と『めちゃ優秀』だったのである。
別に威張る訳ではないが、そういう意味では『カン』だけはイイと思っている。
兎に角、読み始めたところだが、なかなかオモシロそうなのである。
この本を紹介してくれた『古谷 仁』は果たして読んでいるのだろうか?
ツイッターに出た時点では発売前だったのだが、我が家には発売と同時に本が来たので、結構早く読みだしているのである。
★ 孫がツイッターで言っている『ピーター・テイールのいう「曖昧な悲観主義」からの脱却の鍵「ファクトフルネス」かな』がどうしても気になって調べてみたら、こんな説明文があった。
2年前に全世界でベストセラーになった『ZERO to ONE』あのペイパルを創業した著者のピーター・ティールはその中で、人間には4つのタイプがいると言っていて、それは『明確な楽観主義、・曖昧な楽観主義・明確な悲観主義・曖昧な悲観主義』だというのだが、その『曖昧な悲観主義』という人間のタイプからの脱却の鍵が『ファクトフルネス』だと言っているようだが、どんどん解らなくなってしまうので、まずこの本を読んでみようと思っている。
本はちょっと読んだだけだが、なかなか解り易くて、『めちゃオモシロそう』なのである。
読んでしまったら、また読後の感想でもアップしてみようかと思っている。