★日ハムの新球場が北広島市に出来るという話は、何となく知っていた。
北広島市は札幌に隣接したすぐ隣の市だが、私が現役最後の『北海道川重建機の本社』が高速の北広島を降りたすぐ横にあったので、私にとっては懐かしいところなのである。
札幌の隣なのになぜ『北広島か?』
1884年(明治17年)、札幌県札幌郡に広島県人25戸103人の入植が始まったことに由来し、1894年(明治27年)に移住者に因んで札幌郡広島村とし1996年(平成8年)の市制施行の際に広島県広島市と混同することを避けるため、即日改称して「北広島市」になった。
とある。
そんな北広島市に新球場が出来るのだが、こんなニュースが流れていた。
こんな地図を添えて、以下のように書かれている。
日本ハムファイターズのボールパーク建設に伴うアクセス道路建設で、北海道自然保護協会は14日、国の特別天然記念物・野幌原始林への影響が懸念されるとして、ルート変更を求める要望書を北広島市へ提出した。ガラス張りの球場も、鳥が衝突する危険性などがあるとして再考を促した。
要望書では、アクセス道路「東西ルート」を、環境に多大な影響を及ぼすとして再検討を求めた。新球場を取り囲む市道の4車線化も、森林の伐採につながるとして撤回を要求した。「一帯の森林が周辺の環境に果たす役割は計り知れない。森を破壊しない方策を考えてほしい」と話している。
★ホントに『北海道川重建機の本社』のすぐ近くの話なので、Google マップで、いろいろチェックしてみたのである。
こんな感じで、新球場が出来るのは、『きたひろしま総合運動公園の左側』あたりである。
因みに『北海道川重建機』は、地図の左下、道央自動車道路の北広島のすぐヨコなのである。
この地図で見る限りは、そんなに森林に影響があるとも思えないのだが・・・・。
同じ地域をこんな画面で見ると、
こんな画面になるので、要望書で言われていることも、解らぬではないと思ったのである。
さらに、大きくするとこんな画面になって、確かに未だ森林は残っているので、そこに4車線の道路を創ると、結構大量の木の伐採に繋がるのだろう。
★ 確かに、自然を壊すことになるのだが、日本国中の開発は、自然を破壊してまちにして行った歴史なのである。
新しい球場を創るとすれば、それはどこかの自然を壊すことにはなるのだが、出来る限り自然を残すようにはしたほうがいいと思ったりはする。
『ガラス張りの球場はトリがぶつかる』これも確かにそうである。
賛成・反対を言ってるのではなくて、出来る限り自然を残すようにはして貰いたいとは思うが『自然との共存』は現実にはなかなかムツカシイものである。
★かって、札幌には円山球場があって、その時代は巨人ファンが圧倒的だった。
私が札幌にいた1990年代最後の頃に、今の『札幌ドーム』が出来たのである。
天然芝のサッカー場でサッカーができるようにと、そのシステムには川崎重工業もいろいろと関わったりしたのである。
日ハムがホーム球場を関東からここに移したので、北海道は今は「日ハムファン」になってしまったようである。
あれから未だ20年も経っていないのに、世の中はどんどん変わるものである。