★ 昔は『日射病』という言葉はあったが、『熱中症』は無かったと思ってたら、『熱中症という言葉』が出来たのは平成になってからだという。
それにしても昨今の夏の暑さは格別で、昔はこんなに暑くはなかったと思ったのでちょっと調べてみた。
そんなに気温は右肩上がりにはなっていないという記録もあるのだが、
さらにチェックしてみると、日本気象協会の答えは、やはり日本の夏の気温は、この100年で3~4度ぐらい上がっているという答えなのである。
然しその内容を見ると、1950年から70年の間に特に上がったというのだから、この50年間は上がっていない というので、どちらの記録もそんなに間違ってはいないのである。
★1950年といえば昭和25年、私は高校2年生である。
夏に熱心に野球をやってた頃だが、その頃は今のようには暑くはなかったということになるので納得である。
その頃もやはり夏は暑かったが、『熱中症』で倒れる人などいなかったし、よく言われるように昔の運動部は炎天下でも『水など飲まずに頑張っていた』昭和の偏見がまかり通っていた時代なのである。
1950年から70年までの20年間といえば日本は高度成長期で、その間に新幹線もできたし東京オリンピックもあったころで、日本の環境が変わったという時代でもある。
粗っぽく言えば私の20代は今のようには暑くはなかったのである。
然し今はまさに猛暑で、熱中症の危険が毎日のように報道されているが、熱中症で倒れる人の年齢分布をみると半分は65歳以上の高齢者なのである。
そして、『熱中症の発生する月』は、当然ながら7月・8月に集中しているので、今からお盆までの約1ヶ月を注意しなければならぬのだろうし、地域別には大阪の方がなぜか東京を上回っているし、兵庫県も結構な上位に位置している。
★兎に角高齢者は注意をしなくてはいけない。
私も85歳で『私は大丈夫と思っているのが危ない』ようだから、注意してこの夏を過ごしたいと思っている。
今日も朝から暑そうである。