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KAZE30周年

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★ KAZEの機関誌が送られてきた。

  『ありがとう。お蔭様でKAZE30周年!』 と書かれている。

 

     

 

 もう、アレから30年も経つのだ。

当時のことを一番正確に語れるのは『KAZEの起案者』である私なのだが、

当時二輪車業界は、各社ユーザークラブに熱心でホンダさんはHART・ヤマハさんはYESSなどとそれぞれネーミングしてのユーザークラブ活動で、ホンダさんは『公称10万人』とその規模を誇っていたのである。

カワサキも以前から KGRC(Kawasaki Good Riders Club)があって、カワサキの熱心な販売店がジムカーナなどを中心にイベント開催していたのである。

 

★そんな1988(昭和63年)の10月に私は当時の髙橋鐵郎単車事業本部長・兼カワサキオートバイ販売社長の命でカワサキオートバイ販売の専務で出向することになったのだが、『国内市場で7万台販売』という途方もない販売目標のお土産付きの異動だったのである。

現状の倍という無茶苦茶な目標だから、ホントに『それを実現する』には『従来とは全く異なるアプローチ=新しい仕組みの創造』でないと、努力などではそんなことは実現しないと思ったのである。

KAZEは、Kawsaki Amusing Zone for Everybody の頭文字からだが、『風』をイメージして名付けられたものだと思うが、私自身は Everybody に注目し、その後のいろんな活動の対象を『熱心なカワサキ車のユーザー』から『一般の二輪愛好者』にまで広げることにより、会員目標をまずは『1万人』と現状の10倍に設定したのである。

そして、KAZEの会員カードは、社会で通用する機能を持った『JCBとの契約カード』にしたのである。

 

何故そんなことを? その時立てた『私の仮説』は概ね次のようなものであった。

 ●まず、ホンダの HARTが10万人いるはずがない。年会費3000円で募集している会員だから、毎月1万人近い人の期限がくる。その『1万人』をもう一度会員にしない限り、10万人は維持できないのである。

 ●同時にカワサキはホントに多くの会員を目指そうと思ったので、JCB提携のカードにしておけば、『多分、期限が来ても辞めにくいはずだ』と思ったのである。

 ●この仮説は想定以上に当たって、自動継続率は95%もあったので、KAZEの会員は増え続けて実質55000人までにもなったのである。ただ55000人にもなると、毎月辞める人が5%でも500人ぐらいにはなるので、『年会費を取る以上』これ以上にはならなかったのである。

 ●あとで解ったことだが、ホンダさんの10万人は、過去を含めてHARTに入会した延べ人数で、現在会員ではなかったのである。

 

この会員管理などを『末端ユーザーを対象とするソフト会社』を立ち上げそのノウハウを企業としてプロのレベルで蓄積していこうと思ったのである。

 

 

★この年矢継ぎ早に対策したいろんな諸策なのだが、その中心にあったのがKAZEとケイ・スポーツ・システム というソフト会社を4月に設立していて、その時情報紙の第1号を発行しているのだが、その第1号はこんな立派なものではなく、当時のいろんな情報をそのまま集めてお送りしたことが懐かしい。

この年の5月末に、あのZEPHYRの発売がなされている。このZEPHYR(西からの風)は当時のカワ販の若手の発想で名づけられたものである。そんなことも簡単に出来たのは、ZEPHYRなど大して期待されてなくて、当時の期待の新車はシーズンの始まる前の3月までに発売されるのだが、ZEPHYRは5月末の発売だったのである。

前年10月に再開したレース活動も半年後には成果を現わし始めたし、二輪車と共にジェットスキーのJJSBAの活動対策など、前線の販売は販売店に任して、周辺の遊びの分野ばかりに傾注しているのである。

 

 

    

 

★『実装』と『マネタイズ』という言葉があるようだが、どのくらいの方がご存じなのだろうか?

私自身も、孫のこんなツイートから初めて知ったし、調べてみて、何となく解った。

頭がいいというよりも、ちゃんと考えてる。最近における自分のキーワード「実装」と「マネタイズ」も堅実にやっている。 言い訳しないで、「実装」と「マネタイズ」してやる! デザインとお金の勉強!

 

世の中、ネットをベースに既にこんな時代になっているのである。

『実装』と『マネタイズ』 どんなことかお解りですか?

『マネタイズとは』こんなことだといわれている。

 ビジネスモデルとは、顧客を喜ばせながら、同時に企業が利益を得る仕組みのこと。しかし、現在のビジネスモデルは、あまりにも利益を得る仕組み、すなわち、マネタイズ(収益化)に対する理解が少ないと言えます。マネタイズは、将来の顧客価値提案のためにあり、それを度外視して決めることはできません。それほど密接に関係しているにもかかわらず、別々に取り扱われていることが多いです。・・・・

 

そんな新しい発想を、仕組みの中に取り入れて行かないと どんどん遅れてしまうのではなかろうか?

 

当時の『KAZE』 は、ちょうど当時の『実装とマネタイズ』の発想に当たるのかも知れない。

アレから30年、そのままいるということは30年遅れている ということにも繋がるように思ったりもする。

 

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