★昨日は『米朝首脳会談』をずっとテレビで観ていた。
こんなことから始まって、
こんな共同声明の署名で終わったのである。
★この『首脳会談』について、私は流石トランプさんだと満点の評価なのだが、テレビの評論家の評価などは、具体的なことが何も決まらなかったと『厳しい評価』が殆どなのである。
評価をなさる評論家や専門家はいろいろ仰るが、『物事を実現した経験』などはお持ちでない方たちばかりで『実業の経験は皆無』なのだから、それも仕方がないのかな? と思ったりもするのである。
考えてみれば、『物事を実現する機会』などは評論家・専門家も一般の人にはなかなか『出会えない経験』で、殆どの方は『仕事をしている』と言っても毎日『同じこと、同じ作業』を繰り返している人たちばかりなのである。
その点トランプさんは、実業の世界に生きてきて『自分のやりたいこと』を実現してきた『実業家』だから、どのようにすれば『自らの想いが実現するか』ということがよくお解りなのである。
私もちょっと変わっていて、大企業のサラリーマンはしていたが、30歳の若い頃からずっと、その仕事は『初めての創業』・『販社の経営』や『経営再建』など『想いの実現』プロジェクトばかりを担当して現役を卒業したので、どのようにすれば『その想いは実現するか』ということはよく解っているのである。
★Yahooの意識調査でなどでは、殆どの人が『非核化は実現できない』としていたが・・・・
私はこれは『早期に実現できる』と思ったのは、金正恩が相手にするのは『トランプさん』だと言うのが その理由なのである。
トランプさんが『金正恩氏と話がしてみたい』と初めて言ったのは、未だ大統領選挙中の2016年の5月のことで、北朝鮮問題はトランプさんが大統領になる前から、取り組んでみたい課題だったのである。
そんな自らの『実現したい課題』だから、当時からどのようにすればそれが実現するかという『トランプ流の仮説』をお持ちのはずだから、『実現するだろう』と思っただけなのである。
『物事を実現する』ために一番必要なことは、それに対する『自らの仮説』を持つことで、従来の政治の常識などには拘らない『トランプ流の仮説』をちゃんとお持ちで、その通りに進めているのである。
今の時点で一番必要なのは、細かい具体的な問題ではなくて、『大きな枠組み』であり『相手にする人との信頼関係構築』なのである。昨日の会談でその『大きな枠組み』は出来たし、『金正恩との信頼関係』も間違いなく築けたのである。
私は先日このブログで『正直・誠実・勤勉 信頼・互譲・協力』という川崎航空機工業の社是と執務態度に触れたのだが、これは『物事を実現』するためには基本的なMUST条件だと思っている。
トランプさんはちょっと変わっていて、いろんなことを仰るが、それは『自分に正直』なのである。昨日の5時から記者会見なども、質問にはちゃんと答えて、1時間以上も続いても誠実に対応されているし、ある意味勤勉なのである。
そしてその執務態度というか、金正恩さんとの交渉のスタンスはは、まさに信頼・互譲・協力そのもののである。
★この南北朝鮮問題は、私にとっては中学1年生まで育った『故郷』ともいえる朝鮮の問題だから、南北に分断されている朝鮮の不幸が何とか『いい方向』で解決しないかと心から思っている。
そして『私なりのトランプさん動きの仮説』を持っていて、トランプさんなら『早期に解決する』と思っているのである。トランプさんが『会談中止』を言った1か月前も、それが『物事をより早く進めるための正解』だと思ったし、その通りのヨミになっているのである。
少なくとも昨日までは『その仮説通りの進行』になっているから『早期の非核化実現』の方向だと思っているのである。
『早期の非核化実現=北朝鮮への経済援助スタート』とするなら、それを望んでいるのはアメリカよりもむしろ『北朝鮮の方』の方ではなかろうか?
そして、人は自分を信頼してくれる人に対しては、間違いなく『信頼』するのである。トランプさんは昨日1日で、金正恩を信頼しそれを口に出して表現しているし、ツイッターでも発信するだろう。こんなことでトランプー金正恩のトップの信頼関係構築はスタートしたと言っていい。
この問題は、私なりの興味で私なりに追っかけている。
関連するブログも今後も続くかも知れないが今までこの問題をベースにアップしたブログなのである。
5月4日 北朝鮮は早期に核を放棄する
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/c0bd0adf59e3c9ea6761dbdec7aa53ec
5月27日 仮説を立てることが出来ない人と出来る人
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/eabc55cdff819cea38f7ea8d09bc3ac3
5月31日 トランプさんと橋下さん
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/1a34ddc21f3768263ca582990cd9c647
6月7日 米朝会談はこんなホテルで
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/633e87dc76a6c7786760387322ee5778
6月8日 正直・誠実・勤勉 信頼・互譲・協力
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/a732f5ea1248ec470aba3c47d1a9ed3f
6月10日 業界の常識 政治の常識 ???
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/64c239cbbf40696bb69061a7b873326e
この問題、『私の仮説の正当性』を確かめたいので今後も追っかけ続てみようと思っている。
★金正恩さん、実兄を殺めたり、周囲を処刑をしたり、信頼できるのか?と思っていたのだが、最初に述べた感想の中に『今までやりたくてもやれなかった諸般の状況があって、すべてを克服してやっとここまで来た』という一言があったが、北朝鮮という独特の独裁体制の中で、30代前半の若さで一国を纏めなければならぬムツカシさがいろいろあったのかも知れない。
昨日の朝一番の緊張感と午後からの笑顔の差に、案外の『正直さ』が現われていて、トランプさんそれを『信頼』したのかも知れないのである。
私は昨日の『米韓首脳会談』は100点満点の評価なのである。