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仮説を立てることが出来ない人と出来る人

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★流通業とは「自分の仮説の正当性を問うビジネスである。」消費者の変化の本質を掴み、変化をどう自己の対策に置き換えるかと言うことが問われている。

と言われたのは服部吉伸先生である。

流通業の世界に40年間『仮説を立てる』ことが身に付いてしまっている私だが、世の中では『仮説を立てることが出来ない』人の方が多いのが、現実ではなかろうか?

 

    

 

『行き当たりばったり』で、問題が起こってからもその後の展開を考えずに場当たり的な対応をする人たちが殆どで、『日大アメフト部の監督』などはその典型だろう。

『ああいうことをするとどうなるか』というヨミが全くないままの行動だから、一端問題が起こるとそれは深まるばかりなのである。

 

 

★『仮説が立てることができるる』政治家や経営者こそが本物で、橋下徹さんなどはその最右翼であろう。

 

    

 

 その橋下さん、今回の『日大アメフト問題』に対してはこんな見解である。

まず即座の責任者会見の設定。メディアの状況から日本中で大騒ぎになることを素早く察知して(仮説を立てて)、大学のトップである学長とアメフト部監督の共同記者会見の設定は最初に絶対に必要だよね。アメフト部の問題にとどまらず、大学全体の問題だと認識して学長が乗り出すことが必要な事案。ここに気付かなければ、危機管理の指揮官として失格。

 昨日になって会見した学長も果たして、『あの会見の位置づけと仮説』をちゃんと持っていたとはとても思えないのである。

 

★トランプ大統領は、政治は素人かも知れぬが『物事が実現しないと意味がない』実業の世界で生きてきた経験から、常に確りとした『仮説に基づいた行動』で、殆どのマスコミの予想に反しての当選だった。

今世界が注目する北朝鮮問題をここまで持ってきた手腕は私は見事だと思っている。評論家諸氏やマスコミはいろいろ言うが、1年でここまで来るとは思ってはいなかったはずである。

 

   

 

Yahooの意識調査では、殆どの人が『核廃棄は実現できない』としていたが・・・・私は、『早期に実現できる』と思ったのは、金正恩が相手にするのは『トランプさん』だと言うのがその理由なのである。

    

  

『完全な非核化を早期に実現』という目標に向かって、『トランプさん独特の仮説』の下での展開だと思ったからである。

順調に進んできた6月12日のシンガポールでの会談を昨日は突如中止した。

このまま会談を開催するのと、一端中止を宣言するのとどちらが『早期の非核化実現』に繋がるのか? というトランプさん独特の仮説に基づいた戦略で、私はこの中止宣言は正解かなと思っている。

  北朝鮮は『会談中止宣言』に驚いて態度一変のようで、ひょっとしたら元通り6月12日に会談が開催されるかも・・

今後どのように動くのかは解らないが、結構早く『北朝鮮の非核化実現』というのが私自身の仮説で、そんな仮説を立てることで、楽しんでいるのである。

 

5月初めのYahooの意識調査では、殆どの人が『核廃棄は実現できない』としていたが・・・・『実現できない』と言われた80%の方は多分『仮説など立てられない』方たちばかりなのだろう。

 

金正恩さんも、なかなかの戦略家で間違いなく仮説に基づいた行動なのだが、今回はその仮説がちょっと間違った。

    

 ただ、すぐ新しい仮説を立てて『方向の修正』をするところは流石である。

  昨日、独自会見をおやりになった日大学長さんは、どんな仮説を持って昨日の会見に臨まれたのか?

  なんだか、『行き当たりばったり』の行動だったような気もするのである。

 

     

 

   ところで、あなたは『仮説を立てる』習慣がおありですか?

 

 

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