★トランプさんと安倍さん、世界を動かす二人なのだが、もう何度目になるのだろう『日米首脳会談』が行われた。
今年上半期の最大の課題は、『トランプー金正恩会談』である。
朝鮮半島の『核廃絶』拉致問題も絡んで、森友や加計問題などとは比較にならない大きなテーマだし、直接日本の国益に関わる問題なのに、何か斜めから見ている感じだし、この日米会談の取り上げ方なども各紙いろいろである。
一応全部目を通してみたが、朝日新聞は、さらーっと報じただけで『何の見解』も示していない。 朝日にとっては『森友・加計』が最重要課題で、『日本の国益』など全くアタマにないのかも知れない。
そんな中で、今回は日経の記事が『最も具体的に詳細に』書かれていたように思う。
以下のような文面である。
首相は「ドナルドと2人きりで北朝鮮問題と経済について相当深い話をできた。非常に重要な点で認識を一致できた」と語った。
両首脳の会談は昨年11月以来で6回目。出席者を絞った初日の会談は、大半を北朝鮮情勢に関する話し合いに割いた。18日も会談し、通商問題などを協議する。両首脳は、北朝鮮の非核化実現など日米両国の北朝鮮対応を巡る方針を擦り合わせた。首相は北朝鮮が対話姿勢に転じたことについて、軍事力を背景に「米国が圧倒的なレベルの圧力をかけた成果だ」とトランプ氏の姿勢を評価した。米朝首脳会談が「歴史的な会談になることを期待する」とも述べた。首相は日朝間の懸案である拉致問題について米朝首脳会談で提起するよう求めた。日本側の説明によると、トランプ氏は「日本のために最善となるようベストを尽くす」と応じた。
トランプ氏は会談で、北朝鮮対応で「日米は固く結束している。意見は完全に一致している」と述べた。米朝首脳会談を6月初旬にも開くとの見通しを示したうえで「それがうまくいかなければ強い姿勢で臨む」と北朝鮮をけん制した。会談では、米国によるシリアのアサド政権への軍事行動を踏まえた中東情勢についても意見交換した。首相は「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米英仏の決意を支持する」と伝えた。
日本側はトランプ氏との会談にあたり、27日に予定する南北首脳会談やその後の米朝首脳会談を前に、日米主導による北朝鮮対応の土台づくりを狙った。背景には、トランプ氏の北朝鮮への対処方針がなお不透明なことへの懸念がある。トランプ政権内では外交・安全保障分野の高官が代わったばかり。トランプ氏と親しい関係を築いてきた首相自ら、トランプ氏に北朝鮮の非核化を巡る過去の失敗などを例に挙げ、日米が連携して対処する重要性を訴える機会とした。
首相がトランプ氏との連携を重視するのは、北朝鮮を巡る国際情勢が急展開するなかで、日本が置き去りにされないためでもある。日本は北朝鮮との関係改善には拉致問題の解決が不可欠との立場で、自ら積極的には動きづらい状況だ。そのなかで日本も関係国として影響力を保つには、米国との連携が欠かせない。同行筋は初日の会談について「これまで以上に親密な雰囲気の下で会談ができた」と手応えを語った。
2日目はゴルフでさらに二人だけの会話もあるのだろうが、アメリカ大統領と3度もゴルフをしたのは世界で『安倍晋三』だけなのである。どのようになろうとも『日米関係が強固』であることは、今の世界情勢の中で最も重要な課題なのだから、是非今回の訪米でもさらに確固たるものにすべく、頑張って欲しい。
『もうあと2ヶ月』世界の情勢はどのような進展を見せるのであろうか?
『世界の平和』が進展する方向での対応になることに期待したいし、すべての人たちがそれを『応援する』方向を取るべきだと思っている。