★GIGAZINE にこんな記事が載っていた。
いつも詳しい記事の多いGIGAZINEだが、この記事は珍しく短いので全文をそのまま転載してみる。
2018年04月17日
春になると多くの花が咲くのはなぜか?
春になると色とりどりの花が咲きます。これは、多くの花が1年以内に発芽から開花、結実を経て枯死に至る「一年生植物」で、春のうちに花を咲かせてしまって、次世代の種子を作ることに集中するためです。しかし、もともと植物は「多年生植物」だったと考えられています。
多年生植物は文字通り、複数年にわたって生存する植物のことで、一口に「多年生」といっても、1年通して緑色の葉をつけたままの「常緑草」、生長に不利な季節には地上に出ている部分は枯れて地下茎や根だけで過ごす「宿根草」があります。
しかし、多年生だと生きていくために多くのエネルギーを消費することになり、もし生育地域が水不足だと、十分なエネルギーが得られない可能性があります。そこで、少ないエネルギーでも確実に次世代を生み出すために出てきたのが、根や茎を生長させる力もすべて開花と結実に注ぐ一年生植物です。こうした事情から、雨の多い熱帯地域の植物は一般的に多年生です。
これを逆手にとって、一年生植物のDNAに手を入れることで、開花ではなく茎や根を生長させる方向に力を注がせ、多年生にするという研究が行われています。もし成功すれば、たとえばトウモロコシ農家は毎年のように種を種苗会社から買って植える必要がなくなり、農業システム全体を変えることができる、とニューヨーク植物園のジェームス・ボイヤー氏は語っています。
★『1年草』と『多年草』というのは何となく解っていた。 『多年草』と『宿根草』とは同じだと思っていたが、『多年草』の中にも『常緑草』と『宿根草』があって、『宿根草』は冬には葉がなくなって根だけになってしまうものを言うのだとは初めて知った。
私自身は『1年草』は、毎年植えても枯れてしまうので、毎年植え直さねばならぬのでどうしても好きになれなくて、我が家には殆どと言っていいほど植えていない。あるとすれば『トマト』ぐらいである。
多年草は、毎年成長して大きくなったり、年々立派になるから『いい』と思っているのだが、水などが少ない厳しい地域では種にして残しておくのは『自然の知恵』かも知れない。
砂漠に雨が降ると、一面植物が芽生えることもあるようだが、そんな厳しい環境の中でも生きられるように、自然が対応しているのである。
そんな自然を変えていこうとする研究が行われているようだが、流石AIの時代だなと思う。
兎に角、ネットでオモシロい知識が、簡単に得られる時代である。
今回は、間違って理解していた『宿根草』のホントの意味が解ってよかった。
ギボウシは宿根草で冬は消えてしまう。
もうこんなになっているのもあるし、
ようやく、地面に出てきたものもある。
京鹿の子 も 宿根草で新しい葉が揃ってきた。