★ 今年は Z1発売45周年に当たる。
NPO The Good Times の団体会員の一つである KAWASAKI Z1 FAN CLUB は会員さんの要望に応えて、今年は幾つかのイベントを計画中だが、昨日はその幕開けとして、神戸カワサキワールドで開催中の 『Zフェアに集まろう』とFacebook のイベント欄に登山道夫さんがちょっとアップされたら、それを見て自然にこんなメンバーが集まったのである。
毎年は最終日に行っていたのだが、今年は遙かアメリカニューヨーク州から、カワサキのデーラーをしているZファンの Joseph Hebelerご夫妻が三木の KAWASAKI Z1 FAN CLUB を訪ねたいというお申し出があったので、日時をそれに合わせて2月12日に行うことになったのである。
その告示を見てまず、Zの開発責任者であった大槻幸雄さんから『ぜひ参加したい』とのお申し出があり、エンジン設計をした稲村暁一さんも大槻さんから誘って頂いたのである。そして極く最近、Facebook に登録だけはされている元川崎重工業社長の田崎雅元さんが、そんな関連記事を見て、ご自身の意志で参加されたのである。
その他集まった人たちは、みんながカワサキファン、Zファンで、海外の方が来られるといつも通訳で援けて頂けるハイミーさんが遠く和歌山からご夫妻で参加されたりもしたのである。
こんな自然の集まりが非常にいい。
★どんな雰囲気だったのか? こんな動画を纏めたのでご覧にあればよくお解り頂けると思う。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32727011
まずはカワサキワールド開場前にすぐ近くのホテルにお泊りのJoseph Hebelerご夫妻 をお迎えするところから始まっているのである。
カワサキワールドオープン前にその時集まっていたメンバーでこんな記念写真を撮って
カワサキワールドが未だオープンしないうちに熱心なファンと共に並んで待っていたのである。
会場には一番乗りだったので未だお客は少ない。技術オンチの私は、かってのZと今回の水冷のZとの違いなどを、稲村さんに解説してもらっているところである。
そのあとJoseph ご夫妻を入れてのこんな記念写真を・・・
このあと写真にはないのだが、株・忍者の伊藤さんが突然現れて、結構長い時間いろんな話になったのである。久しぶりに伊藤さんに会えて良かった。伊藤さんも74歳だそうである。初めてお会いしたのはZが出る前、もう50年近くになる。当時の伊藤さんの仲間・野崎輪業さんに出入りされていた『ハッピーエンドプロジェクトの森田さん』にもお会いできた。
ネットでちょっと広報しただけで、こんなメンバーがあちこちから自然に集まってくる。
ひょとしたら姫路の陸井薫さんも来られたのではないかと思うのだが、私はカワサキ本館の方に行ってしまったので、お会いできなかった。若し来られていたのなら、ホントに失礼いたしました。 いま一番気になっている事柄なのである。
そのあと、カワサキ本館へ移動・・
11時頃、突然元川重社長の田崎雅元さんが現れた。
『田崎さんが来るよ』とカワサキワールドの方に言っておいたのだが、どこからどのように来られるのかと、係の方は気にしておられたが、ホントに突然現れたのである。
田崎さんに聞いてみたら、表で600円の入場券を買って、一般の方と同じように入ってこられたようである。
われわれのところに現れる田崎さんは、『ずっと昔の仲間』としてのお付き合いで、元川重社長の肩書はどこかに行ってしまうのである。
たまたま近くにいた仲間との記念写真である。
折角だからと、近くにいた方とアメリカからのお客さんと、大槻さん・稲村さんも入れての記念撮影。
そのあとポスターへのサイン会。大槻さん・稲村さん・田崎さん・ライダーの多田さん、などが主役で。
いろんな機会ごとに毎回実施するので、KAWASKI Z1 FAN CLUB には世界の二輪の著名人のサインがいっぱいなのである。
今日も又1枚、貴重なポスターが生まれた。
遠くアメリカから来られたJoseph さんにも、記念に1枚差し上げたのである。
そんなサイン会が終わって、こんな感じの雑談、ひとしきり。
7
かってのレース仲間に戻っての昔話を・・
かってのカワサキ二輪事業の創生期、カワサキが初めて鈴鹿にロードレーサーを走らせたそのマシンは当時製造部にいた田崎さんが都合してくれて山本隆が出場、ホンダに次いで3位に入ってカワサキのロードレース熱は一気に燃え上がったのである。
その1か月後鈴鹿の6時間耐久レースに3台のマシンを出場させるのだが、その監督を務めたのが大槻さん、助監督が田崎さん、そして神戸木の実の歳森康師相棒ライダーとして連れてきたのがあの金谷秀夫で、このレースが金谷のメーカーのマシンに乗った最初のレースなのである。
その頃、レースマネージメントをしていたのが私で、田崎さんと稲村さんは私の一期下なので、こんなメンバーが集まると50年前の昔の仲間に完全に戻ってしまうのである。
★カワサキワールドから、三木に場所を移して歓談は続いた。
Good Times Plaza で、 Joseph さんも KWASAKI Z1 FAN CLUB のメンバーになられたようである。ちなみに、大槻さんも、稲村さんも、田崎さんもメンバーだし、みんな横一線の仲間としてのお付き合いなのである。
さらにそのあとJosephさんご夫妻は、川重の明石工場を訪問されたようである。Joseph さんご夫妻の要望に応えて、こんなご案内をされたのは和歌山の通称ハイミーさんご夫妻だろう。
大企業の組織を駆使しても、なかなかできないようなこんな1日の行動がホントに『自然体』で出来てしまうのが、こんなKAWASAKI Z1 FAN CLUB のメンバーたちのいいところだと思っている。
今年の秋、9月22日には、兵庫県のセントラルサーキットで『Zの45周年記念行事』をNPO The Good Times のWorld Good Riders Association 主催で開催することだけは既に決まっている。
このイベントの内容の検討は今からだが、このイベントにも、大槻さん・稲村さんのZ1開発責任者に加えて、田崎雅元さんにも参加頂けるようなことになるのではと思っている
当日は、同じセントラルサーキットでKAZE のイベントも開催されるとか聞いている。
Kawasaki . Let the Good Times roll !
のカワサキの基本コンセプトを受け継いで、二輪業界だけでなく『異種・異質・異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』と言うNPO The Good Times の活動なのである。
このブログに使わせて頂いた写真の多くは、川重OBの積山 喜規 さんが撮られたもので、ご本人は写真に現れてはいないのだが、彼はゴルフのZ1会のメンバーでもある。 まさに異種・異質のメンバーたちが繋がってるので、こんな活動も自然に出来るのである。
来るべき秋のイベントには東京の『二輪文化を伝える会』や豊岡の『LIME GREEN Fan Club』などとも一緒にやれる内容になればいいなと思っているのである。