★世の中には、『大きくなることの「キッカケ」がいっぱい落ちている』
それを見逃してしまう人が殆どだが、私はそんな『大きくなるかも知れない「キッカケ」を見逃さない』ことについては結構自信がある。
今年も、そんな『キッカケ』が新春早々舞い込んできたのである。
確か家に直接『電話があった』のだと思うが、最初のアプローチは1月2日ではなかったかと思う。
それ以来のやり取りが10回にもなっているので、最初のスタートのことが解らなくなるほど頻繁にやり取りが続いているのである。
それは Life Cycles と言う『二輪雑誌でカワサキの特集を組むので、1月中に私に取材に応じて欲しい』と言うことだった。
単に『Yes,No』で応じたら、私一人の普通の取材になってしまうのだが、そのコンセプトをちょっと伺ったら、『80年代のカワサキのマーケッテングや販売面、レサーレプリカでないカワサキ独自の車種についての発想など』と仰るのである。
私一人でも受け止められるかも知れぬが、これは私の弱い面マシンや技術面での助っ人がいるほうが、間違いなくオモシロくなると思ったので、とっさに『登山道夫』さんがアタマに浮かんだのである。
それで、取材を受ける場所は登山さんのGood Times Plaza で、二人で対応するとお答えし、いろいろやり取りしていると、先方も乗ってきて、『いろんなことも聞きたいので2日間でもいいか』と仰るのである。
コレで、この取材は完全に『こちらペースの独自のもの』になってきたなと思っているのである。
普通一般の『1問1答の記事』の場合、どんな記事にするかと言うコンセプトは先方で事前にお持ちなので、『こちらが言いたいこと』は記事にならないことが殆どなのである。取材とは大体そんなもので記者さんが書きたいことだけが記事になるのは紙面の関係もあって仕方がないのである。
先方から『2日間の取材になってもよろしいか?』とお聞きになった時点で、『私たちが記事にしたいこと』もいつかどこかで『記事になる可能性』が出てきたのである。
★そんな事態になったので、昨日は登山さんのところに、この取材の打ち合わせに行ったのだが、帰ってすぐFacebook にこのようにアップしておいたのである。
これはその時の動画なのである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32578014
細かいことは一切抜きで大まかな雑談だけしたのだが、たまたまそこに、かってカワサキの単車部門に籍を置かれた『MIKIさん』がいたのである。
防衛大学を出て自衛隊におられて、そのままおれば自衛隊のエライサンが保証されてる身だったのに、バイクが好きで、『たまたまカワサキの二輪部門の求人広告を見て』とカワサキに入られて技術部門に10年程在籍されたという『全くの二輪マニア』で、変わっていると言わざるを得ないのだが、旧い資料もいっぱい持っておられて、当時川重の二輪部門の従業員にのみ配布されていた MIND と言う冊子も初号からすべて持っておられたりするのである。
その中の第3号には、私の現役時代のインタビュウー記事もあって、これなどは取材の記者さんが欲しがるであろう写真や、現役当時の想いがそこに述べられているのである。
★今週の Life Cycles のカワサキ特集の取材には、MIKIさんも同席して欲しいと頼んだら、最初はその日は出社なので2日目だけならということだったのだが、多分第1日も同席されることになるだろう。
兎に角先方が、乗り気で『2日間の取材』にして欲しいと仰るので『それに応えた』だけなのだが、どのように動けば『小さなことを大きく出来るか』と言う手順は、何となく私の身に付いてしまっているのである。
物事はこちらから『お願いしたら』結果はあまりいい方向にはならないものである。何事も先方からの頼みを『いいですよ』と受けるほうがスムースなのである。
この Life Cyclesという雑誌 が新車とは全く関係がなくて、メーカーの広告など一切入っていないので、『結構自由にモノが言える』と思ったのも私が本気になった理由の一つだし、今年は登山さんが事務局長を務めるNPO The Good Times は、鈴鹿の8時間耐久レースのイベントなどで、鈴鹿サーキットとも協働もあるし雑誌の記者さんと懇意になることは、いろんな意味でいいことだと思っているのである。
今回取材に来られる記者さんとは『カワサキZの源流と軌跡』の西明石であった会合の席で、私も登山さんもお会いしたそんなご縁のようである。
登山さんが主宰されている KAWASAKI Z1 FAN CLUB と Life Cycles と繋がることも将来いろんなことが期待されるし、何よりもこの取材の場である 世界から二輪の有名人が訪れている Good Times Plaza を記者さんがご自身の眼でご覧になりそこにあるものをご覧になれば、なかなか普通では見られない『高質なカワサキの歴史』みたいなものを感じられるに違いないのである。
新年早々『取材を受けて頂けますか?』という小さなキッカケから、何となく『オモシロくなりそうな雰囲気』になって来るるような予感を感じているのだが、
果たしてどんな結果になっていくのだろうか?