★新春元旦には、初日の出などで外に出たことはあるのだが、街のデパートなどに行ったのは、『生まれて初めて』のことである。
あまりの人の多さにビックリした。
新春の福袋などの売り出しを求めてデパートに人が集まるというのはニュースなどでは見ていたが、この目で見たのは初めてのことだったのである。
『西神そごうで孫に財布を買ってやる』と家内が言うものだから、ついて行ったのだが、もう11時頃だったのだが、まず駐車場から大きな袋をいっぱい抱えて出ていく人の多さが異様だったし、駐車場からデパート入口に続く通路の床にはこんな表示があって、開店前には長い列ができていたに違いないのである。
もう一段落したのだろう売り場では、それでもこんな人だかりで、久しぶりにバブルの頃のデパートの混みようを思い出したりしたのである。
財布売り場ではこんな特別売り出しの財布も並んでいたのだが、こんなのではなくて結構立派な財布を買ったのである。
娘の方の孫3人はそれぞれ性格が全く違っていて、長男の力也はよく言えば『モノを大事にする』と言うか、靴でも服でもボロボロになっても気にせず持っているのである。財布もボロボロなので『見るに見かねて』家内が暮れにに三木のコープで買ってやろうとしたのだが、そこには1000円ぐらいの安物しか置いていなかったので、流石に諦めて西神そごうまで出かけてきたのである。
それにしても、なぜ元旦早々にデパートまで?
元旦早々二人の娘の方の孫は恒例の実家での元旦祝賀会に出席のため、神戸まで出かけたので、神戸電鉄の緑が丘駅まで送ってやったのだが、 そのついでに、明石まで墓参りに行ったのである。
父の命日が1月2日なので、毎年2日には墓参りに行くのだが、今年は2日に鎌倉の息子の方の孫も三木にやってくるというので、伊丹空港まで迎えに行かねばならぬので元旦にしたのである。
いつものことだが、新春には花を買ったりはせずに、庭にいっぱいの千両を切って持っていくことにしている。
この時期の千両は花屋で買うとびっくりするような値段だから、これくらいの量になると相当な値打ちだと思うので、伯父叔母や父母に、『庭のせんりょうを持ってきたよ』と言って供えているのである。
その明石の墓参からの帰りに、西神のそごうに寄ったのである。
今年の元旦の午後は、二人の孫たちも神戸に行って、昼も夜も静かに夫婦二人の元旦だったのである。
2日からは、息子の方の孫もやってきて、3人の孫たちに囲まれるので、また賑やかになるだろうから、一瞬の静かな時間だった。
今年の元旦は『生まれて初めての元旦のデパート』で幕が明けたので、今年1年もまたいろいろと『新しい経験』が待ち受けているかも知れない。