★ 今年84歳になった。家内も80歳である。
お蔭様で結構元気である。
私は、何事も『あまり気にしない』太平楽なところがいいのだと思うが、家内は結構神経質で、いろいろ心配しているようである。
『人間、誰しもいつかは死ぬ』ということは解っているのだが、少なくとも今『元気にしている人』は『すぐ死ぬとは思っていない』のである。
日本人の平均寿命も、どんどん延びて、男性もとうとう80歳を超えている。
84歳になった今も、60歳の頃と同じように、『人間、誰しもいつかは死ぬ』と思っているのだが、『すぐ死ぬとは思っていない』のである。
現役を止めて、引退してからも15年になる。
現役の頃は、それなりに『大事なこと、大きなこと』をしてきたと思ったりしていたが、引退後の15年を経験してみて、現役時代やってたことが、そんなに『大きな、大事なこと』でもなかったような気もするのである。
まあ、兎に角『一生懸命生きる』ことだなと思っている。
『一生懸命生きれてますか?』と問われたら、胸を張って『Yes』と答えられると思う。
生き方の基本の一つを『差別化』としているので、『ちょっと普通の人とは違った生き方』をしたいと思っているし、それも『できている』と思っている。何事も結構『一生懸命』やる性格で、その対象はその時々『移ってゆく』
『ちょっと人と違ったことを一生懸命やれなくなったら』自分の寿命というか人生は終わりだと思うのである。
★103歳まで生きた母が、101歳を超えたころから、自分の思う通りのことが出来なくなって、『早く死にたい』が口癖になったのだが、若しそのような気持ちになったら、『私の寿命』も終わりなのかなと思っている。
それまでがあと5年なのか、10年なのか、20年なのか? そんなこと言ってても突然、死んでしまうかも知れないのである。
でも、こんなことちょっとでも考えるようになったのは、それなりに歳をとったかなと思うのだが、ベースは体力だろうから、今やれている『50メートルダッシュ』がスムースに走れなくなったら、『年寄りにホントになったな』と自覚しようと思っている。
人間鍛えたら何とかなるもので、今は間違いなく60歳の頃よりはスムースにばたばたせずに、『小学校4年生の女の子と同じくらいのスピードで』走れているのである。