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アメリカの国防費増額 雑感

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 ★トランプ大統領になってから、アメリカの動きは非常にはっきりしている。

今回は国防費を『歴史的に増やす』と宣言した。

 トランプ米大統領は国防費を「歴史的に増やす」と表明した。増額は前年度比約1割に相当する540億ドル(約6兆円)。

大統領は「米国の強さや安全が脅かされている」として、軍事力の強化を予算の軸に据えた。国防費の増額は過去最大級で、軍の再構築や核能力の回復を目指すと述べた。メキシコ国境での「壁」の建設関連費も一部盛り込むという。増額分は他国への援助費など他の項目の削減で相殺し、財政赤字は増えないと主張した。

 

前年度に対して1割アップ ということだが、その額は日本の防衛費よりも多いという。

『防衛費』関心はあったが、具体的には何も解っていなかったので、自分なりに世界各国の防衛費を調べてみた。

世界各国の『国防費』は、こんな感じなのである。

アメリカはその総額で突出している。

中国は2番目で多いというが、アメリカはその3倍もある。

ロシアは意外に少なくて、3位にサウジアラビアが入っているのにはびっくりした。

 

 

   

 

 

 

     

 日本の防衛費も安倍政権になって毎年増えているとは言うが、その率も、その額も世界レベルで言うと大したものでもない。日本にとって、アメリカの防衛費が増えることは、基本的に日本の『安全度』にとっては『いい傾向』だとみるべきなのだろう。

 

 

     

 

 全体の予算に占める比率も、上位10か国の中では、日本は最低なのである。

 サウジアラビアがなぜこんなにも高いのだろう?

  いま注目の北朝鮮は、全体の予算に占める軍事費の比率は15%と高いが、トータル予算は日本の10分の1ぐらいだというから大したことはないのだが、あんなに強がるのは核を持っているからであろうか?

 

     

 

  所謂、個別の軍事力では、日本もなかなかの規模である。

 

 これとは別に、核保有国とその数はこのようになっているが、核となると、アメリカとロシアが突出している。

北朝鮮はともかく、インドやパキスタンはなぜ核を持っているのだろう。このほかにも核保有疑惑国としてイラン・シリア・ミャンマーなどがあると言われている。

広島・長崎の実例があるし、原子力発電でも福島の例を見ても、一端問題が起きると大問題なのだが、人間もある意味大変なものを創りだしたものである。

 

    

 

★人の歴史の中で『戦い』は常に続いてきた。

いま現在も、世界のどこかで、戦争は続いている。

人間は基本的になぜそんな争いになるのだろう?  素朴な疑問である。

日本も外国との戦争は、少なかったとと言えるのだろうが『戦国時代』は存在していた。そういう意味では現在は、少なくとも70年間平和に過ごせているのだが、これがいつまで続くのだろう。

日本の平和が憲法だけで守れたらいいのだが、相手の国があることだから、そうも言っておれないのだろう。

そういう意味で、各国とも自国を守るためには、軍事力は必要だとは思うが、平和であって欲しいものである。

そんな時代に、アメリカの軍事力の強化である。これが世界の平和を守るための『軍事費の増額』であって欲しい。

トランプさんは、そう思っての軍事力の増加だと思うのだが、アメリカの議会や世論、世界はどのように観るのだろうか?

 

 

 

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