★いま問題になっている『森友学園の小学校用地』は名神高速道路横のこんな立地である。
元々は、伊丹空港への航空機の着陸コースで、その騒音防止地域として国が持っていたようだが、航空機の性能向上で空き地にしておく必要がなくなったので、2013年から公募で土地を売却することにしたようだ。
その住所は 豊中市野田町10 で Google Map で検索すると、工事前のこんな写真が現れる。
野田中央公園のすぐ前で、緑豊かなのだが、この下に瓦礫が埋められていたのだろうか?
さらに、拡大するとこんな感じである。
工事に入る前の、売却前の姿はこのようになっていたという。
道路側から見た、こんな写真も現れる。
そこには、『瑞穂の国記念小学院 児童募集中』と言う表示もあって、工事に入る前の状態だろう。
これが現在の『小学校建設中の写真』である。
★ この大阪市の学校法人「森友学園」が鑑定額より大幅に安く取得した問題を巡っては、国会で問題になっているが、『これはどう考えてもひどいな』と思うが、安倍さんは『もし私や妻が関係したとなれば首相も国会議員も辞める』と言い切っているのだから関係はしていないのだろう。
政治家が関係したかどうかはわからぬが、官僚がかってに政治家の意向を推測して、このような方向に対応してしまったのではなかろうか?
『公募』というが、一般企業や個人が手を上げてもダメで、『売却先とその使われ方』を審議会みたいなもので審議したらしいが、『官僚が描いた通りの筋書き』で進められたようである。当初は10年間の賃貸ということだったが、いつの間にか大幅な値引きによる売却になったのだとか・・・
この問題は今後どのような展開になるのかまだ解らぬが、こんな『政治構造』『利権構造』『日本のお役人の体質』が一般的な政治の常識みたいなことになっていることが『大問題』だと思うのである。
★もともとの土地がどんなものだったのか? Google Mapで見ることはできないかと調べてみた結果が上記の写真などである。
工事に入る前の状況が解った。表面は至って緑豊かで綺麗な土地なのだが、毎日新聞の取材では、建設現場には生活ごみなどが交じった土が山積みになっていて、ごみは空になったしょうゆやマヨネーズの容器、靴、衣類などだった。土はアンモニアのような異臭を放ち、食事はのどを通らなかったと書かれていたが、ホントにそんなにひどい状況なら、ごみの撤去費を出すのは当然かも知れぬが、その額が大きすぎると普通の人は思うのである。
今は処理をしたので、『異臭』などはないのだろうか?
毎日新聞の記事は、こちらで、そのような記述になっている。
http://mainichi.jp/articles/20170225/k00/00m/040/176000c
★この問題に関連して、橋下徹さんはツイッタ-で、『大阪の朝鮮総連』に対しても同じような『対応』があったと言っている。
こんな独特の『利権』みたいなものが、ここに限らず一般的になっている政治構造が問題だと思う。
★安倍さんは、この問題に対して直接関係や指示などは出していないのだろうが、奥さんが名前を出していたのは、ちょっとまずかったことは間違いない。
既に削除してあるが、こんな挨拶が載っていたら、交渉に当たったお役人も、『気を遣って』それなりに配慮したのも解るような気もする。
然し、この中で言われている『道徳教育』などについては、賛同される人も少なくはないのではなかろうか?
平沼さんもこのように言われているし、安倍さんも本音で言えば、『反対よりは賛成』の方向なのだろう。
『憲法改正』などの政治問題とも密接に絡んでいることは間違いない。
★この小学校の教育方針について議論になっているが、この問題だけに絞れば、このような方針の学校があっても そんなに問題があるとは思わない。
私立の小学校なのだから、教育方針に反対なら入学させなかったらいいだけの話だろう。
今どき『教育勅語』を暗唱させるなどちょっと変わっているとは思うが、『けしからん』というのはちょっと違っているのではと思う。
実は私も教育勅語を小学校時代に暗唱させられて育った世代なのである。
『教育勅語』と検索したら出てきたが、『教育勅語』はこのように書かれている。
暗唱しても、小学生にはムツカシ過ぎて『その意味』までちゃんと覚えることはムツカシイと思う。私自身も小学生の頃、意味はそんなに解らぬまま覚えていて、今でも頭に残っているのは。『父母に孝に兄弟に友に 夫婦相和し朋友相信じ 博愛衆に及ぼし 学を修め業を習い・・』などの所謂『道徳教育』の部分だけで、そのように生きてきたと思っている。
ムツカシイ部分は、そんなに覚えてはいないのである。
戦後の日教組が進めた教育は『ダメだった』と言う人も多いが、自分のことだけが『最優先』の権利意識ばかりが強調され過ぎてしまったように思う。国会審議など見ていても、自分の意見ばかりを主張し、『反対ばかりを主張する建設的でない態度』の野党の議員さんは、この教育勅語の精神の『いいところ』を少しぐらい勉強すればいいと思う。
政治や日本社会の構造的な問題は改めなければならないとは思うが、安倍さんを問い詰めてみても、大臣を首にしても 本質的な問題の改善にはならないのである。
末端の国民は結構賢くて、この問題についても『問題だ』とは思っているのだろうが、国会での『野党の追求の仕方』には同調しないので、そのあたりのことを野党の議員さんもよく考えないと、仮に大臣が首になっても、野党の支持率が上がったりはしないのである。
ただ、この問題は確かに問題なので、真に『前向き』に『建設的な対応の議論』をして、従来の政治構造が幾らかでも改革されるそんな方向になればいいと思っているのだが、果たしてどんな結末になるのだろうか?
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