★アメリカのトランプ大統領が誕生した。
あくまでも、アメリカの大統領だから、トランプさんがどのような政策をとっても、『日本はそれにどう対応するか』を考えたらいいので、口先で『批判してみても』どうしようもないのだが、なぜ日本のマスコミや評論家たちは、尤もらしくいろいろと言うのだろう。
そして、その人たちの殆どはヒラリー・クリントンの勝利を言ってたし、望んでいた人たちで、自らの意見が完全に間違っていたのは、ごく最近の話なのに臆面もなくまた同じようなことを言いだすのである。
口先だけで、『何かを実際にやった経験のない人たち』は、一見賢そうで尤もらしいことを言うが、実際には何もできない人が多いのである。
賢いと言われる中央の官僚でも、大企業の経営者と言って威張っていても、平穏無事の時代はイイが、東電のように一端問題が起きると、全然対応能力がないのである。
私はどうも、そういう人たちとは肌が合わないものだから、口先だけの人たちは『嫌い』なのである。勿論、政治家でも、会社の経営者でも、実行力のある人は沢山いるが、その人たちは理論だけではなくて実力が伴っているし、言ってることが実現しているのである。いろいろ言う人に限って何も出来ない人が多いのである。
この一両日、テレビ番組など見ていても、インテリ評論家みたいな人が、解ったようなことを言うので『むしゃくしゃする』ことが多かったので、逆にマスコミやネットの情報発信の中で、ちょっと違った意見みたいなものを探して見つけたので、ご紹介してみたい。
★まずは、大統領の就任式に集まった人たちの数などが、オバマさんの時に比べて、『格段に少なかった』などと言ってるが、
今朝の朝日も、こんなつまらぬことを結構大きな記事で取り上げている。
この写真を見る限り、そんなに少なかったとは言い切れないのだろう。小雨の降る中大変な人である。
そのことをトランプさんは、新しく始めた『President Trump』というツイターの中で言っている。
https://twitter.com/PresidentTrump_
こちらがそのツイッターだが、従来のフォロワーは2100万人もいたが、未だ今は4万人ぐらいである。
『トランプ氏はCIAでの演説で聴衆が25万人にとどまったとする報道があったと指摘し、「嘘だ」と断言。「演説をしたときに見たが、100万人か150万人はいるようようだった」と述べた。』
他愛もない話だが、トランプさんのいうほうが正しいだろう。
★橋下徹さんのツイッターから、トランプ大統領のくだりを、ピックアップすると、
●案の上中身のないトンラプ氏の演説。でも素直。口よりも行動重視の政治家の演説の特徴。就任式でこれからスタートなんだから、こんなところで格調ばかり高い小難しい演説をやっても無意味。かっこつけ口だけ政治家は演説の格調ばかり気にする。トランプ氏は行動重視。
●就任演説のポイントは2つ。1アメリカ第一主義、口ではなく行動重視 政治家は文学者じゃない。賛否はともかく政治家は大きな方向性を示すことが全て。専門家が今回の演説をもっとらしく分析しても無意味。
●もう1つは既得権の打破。ワシントン政治家やメディアや自称インテリが跋扈する政治からの決別。そしていきなりTPP離脱。世界が何と言おうとも離脱。オバマ氏も就任前はNAFTA再交渉と言ってたのに就任と同時にあっさり尻すぼみ。日本の政治家もトランプのおっちゃんには心してかかって欲しいね
いつもながら、橋下さんのツイッターは小気味いい。だから、好きだし応援してるのである。
★評論家と言えるのかどうか、ちょっと異質なアメリカ人の弁護士、ケント・ギルバートさんがこんなことを言っているが、的を得ていると私は思っている。
『2016年11月8日に投開票された米大統領選で、米国メディアの大半は、民主党のヒラリー・クリントン元国務長官を支持すると堂々と主張した。ヒラリー氏当選のために、彼らは度重なる偏向報道を行ったが、この不利な状況を見事はね返して、共和党のドナルド・トランプ氏が当選した。日本のメディアの多くも米国メディアにならって、いまだに「トランプ下げ」の報道を行っているが、はっきり言って見苦しい。
トランプ氏の当確が出た後の街頭インタビューを見ていると、「不安だ」と話す日本人が多い。確かにトランプ氏は、今後、何をやらかすのか私にも想像できない。不安を抱く気持ちも分かる。不安が高じたのか、「米国人はバカだ!」とツイッターなどで憤る人がいるが、「バカに国防を依存する日本人はもっとバカだ!」と言い返そう。
トランプ氏は「日本人は自分の国を自分の力で守れ」と当たり前のことを主張している。トランプ大統領誕生をきっかけに、「憲法9条のおかげで日本は平和だった」などという夢物語から日本人が覚醒し、憲法改正の議論が一気に進むことを期待している。』
★ケント・ギルバードに、『見苦しい』と言われているメデイアの中でも、ちゃんとした意見を言っているところもある。
産経の編集長の乾正人さんの意見だが、朝日新聞の人たちの中には、同じような意見の方は、一人もいないのだろうか?
そんなことはない、そう思っていても正面切って言えないような構造・体質なのだろう。
これは、政治でも、官僚でも、大企業でも大なり小なりそんな温い体質の中に染まってしまっているのだろう。そういう意味では、『トランプ旋風』も少しは吹き荒れるほうが日本のためになるのだろう。
乾正人さんはこのように言っている。その通りだと思う。
『言葉のセンスや抑揚、身ぶり手ぶりと前大統領はトランプ大統領よりはるかに巧みだったが、残念ながら演説だけでは、世界は動かなかった。それに引きかえ、「アメリカ・ファースト」のたった一言で、トランプ大統領はさっそく世界を動かしている。
英国のEU完全離脱が現実化しつつあるいま、世界は行き過ぎたグローバリズムの調整期に入った。世界で最も豊かな8人が貧しい36億人分の資産を保有している世界は、明らかに異常だ。同じ金持ちでも「俺たちの気持ちがわかる」と労働者に信じさせたトランプ氏が米大統領になったのは何の不思議もない。
では、「トランプ時代」に日本はどう対処すべきなのか。 今さらヒラリー・クリントンの方がましだったと嘆いても、TPPの効用を新大統領に説いても時間のムダ。 政権の行方をじっくりと見定めてから、と悠長に構えていては、たちまち「米国第一」にのみ込まれる。
「米国第一」主義には「日本第一」主義で対抗するしかない。日本で商売したいなら、この国に投資するのは当たり前。日本人は日本でつくった製品を買い、この国の農産物を食べよう。安全保障も米国におんぶにだっこではなく、もっと防衛力を整備しよう。もちろん、装備品は国産が原則だ。
各国が自国中心主義で突き進めば、摩擦は必ず増大する。そこではじめて「外交」という名の「取引」が始まる。日本は好むと好まざるとにかかわらず、「戦後」のその先の時代に突入したのである。
インテリぶった、学者やテレビのコメンテーターは、『いい加減』にして欲しい。
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