★マスコミの力は大きくて、世の中をリードする役割を持っていることは確かである。
先日の、安倍さんのハワイ訪問とそのスピーチは『よかったな』というのが大方の人たちの率直な感想なのだが、日本の新聞社でも その評価は2分されたようである。
一般に産経や読売は右、朝日、毎日は左というのは今は常識のようになっている。
朝日など、安倍さんのスピーチには戦争の反省というか謝罪がないとか言ってるが、この東大の先生は戦時中あれだけ戦争を賛美した朝日新聞自体に『謝罪があったのかどうか?』と指摘しているのである。
何故か我が家は私の子どものころから朝日新聞なので、戦時中の朝日の論調がどうだったのかは私はよく解っている。終戦時私は中学1年生だが、小学校時代から結構新聞は、読んでいたのである。
今の朝日新聞はそんなに好きではないが、今でも朝日一紙を取っているのは、子どものころからの習慣みたいなものである。
http://www.sankei.com/column/news/170115/clm1701150007-n1.html
ご一読されてみればいい。
その一部である。
戦争当時は、朝日と毎日(東京日日)が2大紙であって、読売の部数はずっと少なかった。その両紙が満州事変を機に、戦争を積極的に賛美する報道を展開したのは、まぎれもない事実である。新聞は戦争の遂行にあたって、絶大な貢献をしたのである。戦争によって新聞は部数を大幅に伸ばした。特に朝日は昭和6年の140万部から同17年の370万部にまで、倍以上に増加して毎日を追い抜いた。
この先生の言っておられるのが真実で、説得力があるように思う。
国や、総理にばかり責任を押し付けずに、反省するところは反省しなければと思うのである。
★ごく最近の、『トランプさんの記者会見』これもどうかとは思うが、アメリカ国民が『トランプさんを選択』したのは、今のマスコミの体質が、従来の政治に密着しすぎていて、それに嫌気がさして『トランプさんに一票』を入れたという事実に対するマスコミ自体の反省みたいなものも、もう少しなければと思うのである。
選挙中、本来は中立であるべきマスコミの論調は、その殆どのマスコミが、ヒラリー・クリントン・サイドについてたのは間違いない事実なのである。
マスコミは、権力者の独走をチェックするなどと言ってはいるが、自らが権力者のような力を持っていることを忘れて、選挙などであからさまに一人の候補を応援するなどは、やはり暴走に近いのである。
マスコミは世の中の流れを、末端の人たちの意識を『読み間違った』のである。或は解ってはいたが、『従来の利権構造欲しさ』にクリントンを応援したのだろうか?
そんな『マスコミのいうこと』を100%信じよというような傲慢な論調は、それこそ『マスコミの身勝手』のようにも思える。
世の中の意見は、常に『賛成・反対』があって成り立っていて、意見が分かれるのは当然のことで、トランプ大統領の態度も、もう一つだとは思うのだが、その原因をわざわざ創っているのはマスコミで、マスコミのほうから喧嘩を売っているような気がしてならない。
昨年は、イギリス・小池さんの東京・そしてトランプと、『世の中の常識を覆す』ようなことの連続で、それを支持したのは、『マスコミ』ではなくて『一般の市民』だったのである。
そんな『世の中の流れ』みたいなものを、マスコミはどう評価するのか?
★私自身は個人的には『従来の常識の否定』にはどちらかといえば『賛成』である。 それは一言で云えば、従来の常識のベースにあるのは『利権』だからである。
今の日本の政治も、政治家も、官僚も、大企業も、口ではきれいなことを言うが自らの『利権』を守ることにきゅうきゅうとしているように思えてならない。与党だけでなく社民党もほかの政党も・・・
自民党自体の体質は『もう一つ』だと思うが、『安倍さん』はちょっと変わっていて、『橋下さん』や『小池さん』という従来の政治の常識に批判的な人を受け入れる『大きさ』があるからいいなと思っているのである。
もうそろそろ、口ではきれいごとを言うが『利権』まみれの現在の世の中から、ホントに末端の人たちに視線を置いた『新しい方向』に舵を切らないかな思っているのである。
★そういう意味では『トランプさん』に大いに期待していて、『一つの中国』など、普通に考えたら、現に『台湾』があるのだからおかしいと思う人は多いと思うが、今までそれを誰も言う人はいなかったのが不思議なくらいである。
いろいろあるが、大統領になれば、大統領らしく振る舞われるのではないかと、20日のスピーチを期待しているのである。
果たして、2017年はどんな年になるのだろう?
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