★ 野田浩志くん、川崎航空機の昭和36年入社で私の4年、後輩である。
彼の新入社員時代の36年に、私は当時スタートしたばかりの単車営業部に異動したのだが、野田くん(ノンちゃん)はその営業部の小型エンジン部門にいて、机の並びはすぐヨコの列だったし、その発動機営業のノンちゃんの上司が私が個人的にもずっとお世話になった三浪正さんだったので、私はその入社当時からよく知っているのである。
その後、昭和38年に川崎航空機は単車事業を本格的に取り組むべく、単車事業部を立ち上げ事務屋の精鋭たちを大量に集めて、当時のカワサキ自販の販売推進部に販売推進課と広告宣伝課を創って組織化したのである。
その販売推進課の一員として野田浩志くんもやってきて、それ以来カワサキの二輪事業関係では、密接な関係で続き、退職後のいまでも非常に密接なお付き合いが続いているのである。
★そんな関係なのだが、その性格は私とは全く異なっていて、彼は理論家だし常に取り組みは真面目、まともで、
何事にも『いい加減に、大雑把に取り組む』私とは全く違った生き方なのである。
ただ、野田浩志くんとは、カワサキの二輪事業の中でも、結構いろいろと関係があって、列挙してみると
● まずはカワサキが1970年代に国内市場でスタートさせた『特約店制度』の基本的は発想者、起案者はノンちゃんなのである。 ただ、彼らしくきっちりと細部まで決めつけているので、取締役会を通ったにも拘わらず、第1線の営業は2年経っても誰も取り組んだりしなかったのである。
それを昭和45年、大阪万博の年に東北から大阪に私は異動して初めての第1線を経験するのだが、会社で決定されたことが実行されないのはダメだと、私が最初に取り組んだのが『特約店制度』で、私流に『間違いなく実現するように』仕組んで取り組んだのだが、やり方はノンちゃん方式とはちょっと違った方向だったのである。然し、その後約5年で『特約店制度』は全国展開できることになったのである。
● その当時、二輪業界でも初めての販売店の海外視察を全国カワサキ会で主宰し、アメリカKMC見学を行ったのだが、カワ販側の事務局として、北村、野田両くんが参加されたのである。この時は東京・大阪・名古屋を中心に主力店約100店が参加したのだが、当時の販売店は『サブ殿さまのデーラー乞食』と言われていた時代で、うるさいのが揃っていて、真面目な北村・野田事務局では具体的対応がムツカシクて、全国カワサキ会の副会長としてで参加していた私が殆ど『事務局的対応』などしてお手伝いしたのである。
● そんなアメリカ行きの経験もあって、ホントに早い時期に彼はKMCに出向し、その後確か4回ほどアメリカ市場に出向していて、明石に戻った時は企画サイドでいろんな起案をしているのだが、ハーレーダンピング対策としてのカワ販構造改革の『営研発想』は野田くんの発想で、それを現実に実現できるように修正し本社承認を取り付けたのは私なのである。学者肌とも云える野田くんの発想は、常にまともで間違いはないのだが、具体的な運営はもう少し柔軟にやられたらいいのにと私は横で常にそんな目で見ているのだが・・・
★そんな野田浩志くんが、理事長として立ち上げた『NPO法人 産業人OBネット』が創立10周年を迎えて、その『設立10周年記念誌』も発行され、井戸知事を招いての『記念講演会』を開催されるようである。
私のところに、その冊子と講演会への出席のご案内を頂いたのだが、9月中旬はアメリカに遊びに行く予定なので、出席できないので、せめてその広報だけでもと、このブログも書いているし、ツイッターでも、Facebook でもお手伝いしておこうと思っているのである。
『NPO法人 産業人OBネット』については、横からずっと関心を持ってみているのだが、基本コンセプトが確りしているし、集まっておられる方たちが、川崎重工業の真面目で固い方が中心なので、これは非常にウマく動いているように思っている。そこに参加されているメンバーの方とも何人かは、私も繋がっているのである。
私自身も野田さんの後を追っかけて、『NPO 法人 The Good Times』 を立ち上げて7年になるのだが、その監事をしてくれていた小川優さんは、産業人OBネットにも、当初関係していたのだが、『野田さんのところの理事会は、きっちりしてるから・・・なかなか大変』といつも言ってたし、野田さんらしいなと思っているのである。
★ こちらが『設立10周年記念誌』で、
その冒頭に書かれている 野田浩志さんの冒頭の挨拶文 である。
その基本コンセプトは、非常に確りとしているのである。
9月16日には、兵庫県井戸知事を招いての、こんな特別講演会が開催される。
その参加申込書である。
そして、そのホームページである。
★まだ、野田さんには、一度も言ったことはないのだが、
『産業人OBネット』 は非常に『いい活動』をされているのに、その『情報発信力』をもう少し充実され、その仕組みにもっと『インターネット』を活用されたら、『無料でより効率的な活動になり、そのブランドイメージも上がるのにな』と常々思っているのである。
具体的には、『NPO The Good Times 』の団体会員に入会されて、その『団体会員プロジェクト』を利用されるだけで、殆ど、問題は解決できるのである。
私が起案している『NPO The Good Times 』は、『仕組みそのもの』で別にお金も掛からないし、その仕組みを動かしているだけで、『異種・異質・異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』と言う基本コンセプトが実現していくという、ちょっと世の中にはない、遊び心満点のNPO法人で、世の中一般のNPO法人との差別化を図っているのである。
これは、一度『ノンちゃん』に言ってあげないといけないかな? と思っている。
『産業人OBネット』10周年記念に、そんな新しい方向で歩まれたらどうかな、と率直にそう思っているのである。
今日は、このブログにアップするので、自動的にツイターにも、Facebook にも広報出来るのだが、若し会員になられたら、いろんな形で毎日でも、『情報発信のお手伝い』が出来るのである。
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