★始まる前までは、リオ五輪に正直そんなに関心も持っていなかったのだが、もう明日は閉会式である。
日本が『こんなに活躍するとは思ってもいなかった』
この五輪をずっと見ていて、一番の感想は、『人間の能力はスゴイなと言う一言』である。
いろんな競技で40以上ものメダルを獲得しているのだが、簡単に 金・銀・銅 と言うけれど、それは世界3番目までの中に入っているのである。
それははホントに凄いことである。
そして、いろんな競技の演技など見ていると、『とても人間技とは思えない』そんなレベルなのである。
あのレベルに達するには、それなりの日々の練習の積み重ねがあるのだが、どうしたらあんなことになるのか?
ただただ、驚いているばかりなのである。
★ 数あるいろんな競技の中で敢えて印象に残った二つを挙げるなら、
その一つ目は男子の体操競技の団体の金メダルである。
これは、金メダルが予想されていた競技である。
予想通りに金を獲った。 そのプレッシャーは想像以上のものだっただろう。
内村の最後の鉄棒での逆転、あれは圧巻だった。
あんなことが、どうしたら出来るのか? それもあの最後の着地が微動だにしなかった。
演技力もさることながら、あの精神力に脱帽である。
★もう一つは、400メートルリレーの銅。
一人一人は、9秒台を出したことのない4人が、見事アメリカより早い銀メダルの獲得を誰が、予想しただろうか?
日本らしい、細部の研究・対策による、まさにチームとしての勝利である。
この写真、一瞬トップを最終走者が走ったのではなかろうか?
BOLT の表情は、何を意味しているのか?
これは『予想外の出来事』であったに違いないのである。
日本独特のバトンタッチ、下でバトンを受けるのは日本だけと言うが、確か小学校の運動会のリレーのバトンタッチは下からである。
こんな経験は、運動会のある日本では、私でも経験だけした、その延長上にある方式なのである。
そんなバトンリレーの成功が『銀』の原動力であったようである。
★ 4年後の東京オリンピックに、いろんな期待が出来る、そんなリオ五輪になったような気がする。
ちょっと違った面での感想を言うなら、サッカーのブラジルードイツの決勝を見ていて、ネイマールの活躍や、ドイツのオーバーエイジの選手たちの活躍を見て、日本のチームはオーバーエイジの二人をなぜ全日本の誰が見てもトップ選手を選ばなかったのだろうと思った。
監督の考え方であることは、よく解っているし初めからそう思ったわけではないのだが、昨日の決勝戦を見ていて、両チームともオーバーエイジの4人が、大活躍だったのである。
監督が選んだ二人がダメだったとは言わぬが、なぜ岡崎とか本田とか香川など、誰もが納得できる選手を選ばなかったのかな? と思ったりした。
そんなことはない、と言う監督の考え方は、尊重しなくてはならないのだが、素人としては『日本の最強チームではなかった』と思ってしまうのである。
体操や、リレーの選手たちは間違いなく、今の日本の最高の選手を選んでいるのである。
文句を言っているわけではないのだが、結果から見ての正直な素人の感想である。
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