★ 高校野球の兵庫県の決勝戦が市立尼崎ー明石商業 ということ突如観に行く気になって、明石球場まで出かけたのである。
公立校同士の決勝戦も今どき珍しいし、何よりも明石商業の前身は、明石高校の商業科なのである。1950年、昭和25年の夏、明石高校は優勝しているのだが、チームメイトのエースピッチャー溝畑圭一郎は商業科だったのである。
そんなこともあって、久しぶりに明石球場も観に行こうかと、のんびりと出かけたのだが、今の時代高校野球も様変わりで、明石球場の駐車場は満車で入れないのである。
さらに、高校野球の予選なのに入場料は一般700円、65才以上は300円の有料で、何とスタンドは満席、外野席も人でいっぱいなのである。
★決勝戦は、1点を争う好ゲームだったが、後半明石商業は逆転されて3-2で市立尼崎が優勝した。
われわれの時代は、兵庫県予選は西宮球場と甲子園球場いずれも阪急ブレーブス、阪神タイガースのホームグランドでやっていて、夏の予選前の練習はこの明石球場で、毎日やってた懐かしい球場なのである。
久しぶりに野球場で野球を見たが、高校野球は特に『いいな』と思う。
昔に比べて、今の球児たちは体格もいいし、野球のレベルも数段上である。
★ 一般席は満席で通路の階段の日陰の部分で観ていたのだが、左側は私たちの10年後昭和35年に明石が甲子園に出たときの年次の明石のOB、右隣は私と同じ昭和8年生まれの野球大好きおじんで、昔話の会話を楽しみながらの、野球見物だった。
何となく『若返った』ような半日だった。