★ 『松山英樹のリオ5輪出場辞退に想うこと』 とこんなニュースが流れた。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/funakoshisonoko/20160704-00059587/
私自身は、オリンピックでゴルフ競技があることすら知らなかった。調べてみたら過去2回開催されていて、それは私も生まれていない100年以上も前の開催なのである。
夏季オリンピックにおけるゴルフ競技は、1900年と1904年の2回にわたりオリンピックにて開催されたゴルフ競技である。長らくオリンピック競技からは除外されていたが、2009年コペンハーゲンで開催されたIOC総会で、2016年のリオデジャネイロオリンピックより復帰することが決まっている。
★率直に私見を言えと言われたら、
● オリンピック競技に『ゴルフ』という競技は合わないと思う。 100年もの間、競技が採用されなかったことからみても、オリンピックという大会には、もう一つだなと思うのである。
● オリンピックらしい競技は、陸上の100メートルや、マラソンなど勝ち負けが明確なものがいい。
● ゴルフは、その試合で仮に勝ったとしても、『世界一』と言うにはちょっと・・・と思ってしまう。
● 松山だけではなくて、有望選手が軒並み『辞退』しているのは、いろいろ理由はあるのだろうが解らぬではない。
● サッカーのように年齢制限を付けて、『20歳以下』などにすればいいのかも知れない。
船越園子さんと言う『ゴルフジャーナリスト』が その感想を書いているが、
大半は「理解できる」 と言っている。
大体、世界ランキングと言うのが、『解ったようで解らない』必ずしも間違いない『順位』とは言いきれないように思う。
「ヒデキ・マツヤマの辞退はアジアで一番のトッププレーヤーの顔がリオ五輪から無くなったという意味でシンプルに残念。でも辞退を決めた事情は理解できる」とは、米国人記者の感想だった。
【最優先されるもの】
五輪におけるゴルフは72ホールのストロークプレー、個人戦で競われる。松山は「これがチーム戦だったら話は別。違う決断だったかもしれないですけど」と言った。この言葉を咀嚼すると「チーム戦だったら多少のリスクを背負っても出場する決断をしたかも」ということになるのだろう。
だが、五輪が国や地域の名誉をかけて戦うものであっても、個人戦で勝ち取ったメダルが国旗掲揚と国歌斉唱につながる名誉であっても、そしてゴルフが個人戦であってもチーム戦であっても、いずれにしても選手の命や健康以上に優先されるものはない。情勢不安やテロリストによる襲撃など様々な事件が世界のあちらこちらで勃発している昨今、リオデジャネイロの治安の悪化を重く受け止める姿勢がワールドワイドに活動するツアープロたちの間で強く見られるのは当然のこと。
そんな中、命や健康を優先して五輪出場を辞退したとしても、その選手たちを責めることなどできないし、出場を辞退したからと言って母国を想う気持ちに変わりはない。
★ 船越園子さんは『感想』の中でこのように述べているが、『これはちょっと違う』 と思う。
オリンピックに参加する選手たちは、みんなそう言う環境の『ブラジル』に行くのだが、『治安』などを理由に辞退をする選手などいないのである。
ゴルフ選手の出場辞退は、基本的に『オリンピックのゴルフ』を重く受け止めていないのだと思う。
仮に、安全な『東京オリンピック』であっても、世界の超一流が集まるかどうかは不明だと思う。