★ 昨日の各紙に腹回りとメタボの関係を見直すというニュースが流れた。
これは久々に『わが意を得た』というニュースである。
大体私自身は、現役の会社勤めのころから世の中の特に『業界の常識』は都合のいいウソばかりだと思っていて、『業界の常識』には常に反抗しながら生きてきた。
『この業界では・・・』というのは大体がその業界の都合のいいような解釈になっていて、業界以外の人が『世の中の普通の常識』で考えたらおかしなことばかりなのである。
★お医者さんの業界でも、『メタボ』の判定を『腹回り』で判断する傾向が常識化していて、『痩せろ、痩せろ』の一点張りなので、私は結構徹底してそれに反抗してきたのである。『人間死ぬときは大概やせ細って死にますよね』とずっと逆らっていたのである。
肥満の象徴として『腹回り』で診断し、ちょっと多いと『痩せろ』と仰る。3ヶ月に1回、血液検査をして、その値は何ら問題ないのに、一途に『体重を落とせ』の一点張りなのである。
私の腹回りは間違いなく85㎝以上、体重は80キロを超えたりするので、これは70キロ台にはしたいと思っているが、60キロ台などは決して狙ったりはしない。
昨日の新聞は一斉に、この『腹囲』の問題に触れている。
書かれていることは当然で、これが『世の中の常識』だと思うのである。
お医者さんでも、行政の職員さんでも昨今は、自分の身を守ることに熱心で、その業界での発想通りに動いている方が無難なのである。
この記事に書かれていることは至極当然で、高血圧や高血糖値をその値などより『腹回り』で判断されるのは明らかに間違いだと思っている。
それにしても、どうしてこんな間違った判断が長年まかり通っていて、今回突如変更することになったのだろうか?
いろいろ探してたら、こんなご意見に出会った。 http://meirusenju.jp/kunika/142/
抜粋してご紹介する。
腹囲(メタボ検診)に根拠なし 2013年08月20日
偉い役人たちが利権を確保するために如何にいい加減なことをしているのかの代表的事項は、メタボ検診です。メタボ検診とは、ご存じの通り、2008年(平成20年)4月1日から義務化され、腹囲(男性 85cm以上、女性 90cm以上)、血糖値(空腹時血糖値100mg/dl以上またはHbA1c 5.2% 以上)、高脂血症(中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール 40mg/dl未満)、血圧(収縮期血圧130mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上)を測定するものです。メタボ検診を始めるに当たっては、その意義を心血管死亡率の低下などをうたっていました。しかしながら、その根拠は非常に乏しいのです。
・・・・腹囲の基準は疑問符が沢山つくのです。しかも、腹囲がメタボ健診の必須項目になっているのは、世界中でも日本だけなのをご存知ですか?・・・・
読売新聞は、平成22年2月9日の夕刊に「メタボ腹囲根拠なし」という見出しの記事を掲載しました。
これに対して、厚生労働省は平成22年2月16日にこの報道を批判した通知を出したのです。しかしながら、これまでの研究で、2月9日の読売新聞夕刊の「メタボ腹囲根拠なし」という見出しは的確なことはあきらかです。腹囲測定は無駄であり、メタボ健診も無駄ということになるのです。読売新聞への官僚の報道批判は、逆に官僚の墓穴を掘る結果となっていました。
では、何故にメタボ検診が制度化されたのでしょうか?
それはメタボ検診が病院や製薬会社にとって最もおいしい分野だからです。つまり、①高血圧、高血糖、それに高脂質血症は患者が多いのです。商売をされている方はみなさんが希望するように、沢山のお客さんが欲しいのです。その点では、この項目は千万人単位のお客を抱えている分野なのです。②次に、この疾患は直ぐには完治しません。治療には長期間かかるので、その間はずっとお得意様でいてもらえるのです。特に、高血圧で投薬が始まると、一生薬はやめられませんと言われる患者さんが沢山います。本当は、食事や運動などの生活指導で降圧剤を止められることも多いのですが、そんなことをしてはお得意様を無くすことになるので、殆どの医療機関では生活指導をすることは無いのです。③加えて、これらの患者は緊急性や重症化していないことが殆どなので、命にかかわることがありません。従って、専門でない医師が多少マトを外れた治療をしても死ぬことはないし、訴えられる危険性もありません。この様に、メタボ検診は医療関係者にとって最もおいしいのです。
★このサイトもっと早く見つけていればよかった。
日本はこのような『利権社会』なのである。 これが一番の問題だと思った。
★三木 緑が丘 サンロードを愛する人のカイ!のホームページです
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。