★ アメリカ大統領選、共和党の候補はトランプさんに決まった。
早速、日本や韓国など 米軍の駐留費を全額負担をと毎日新聞は報じている。
朝日新聞は、 トランプ氏、在日米軍費「全額負担を」 撤退も示唆 と報じている。
戦後、直後なら兎も角、70年経った今も『米軍が駐留』していることが当然のことのように思われているのだが、よく考えてみるとそれは『不自然』なのかも知れない。
左翼の人たちは辺野古移転も反対なのだから、『撤退』になれば米軍基地は無くなるのだから、大いに賛成すべきである。
とあの橋下徹さんが言っている。
★日本を守るために米軍が日本に駐在していることは『日米同盟』があるのだから、当然のこととしての従来の議論になっているのである。
トランプさんは、『私が大統領になったら、それをもう一度考えなおそう』と言っているのである。
考えて見ると、至極当然で『日本や韓国を守るのは、アメリカのためにやっているのではない』という発想なのである。
『日本や韓国が、中国やロシヤの脅威から自国で守るならそれでいいし、守って欲しいというならその費用は全額負担すべき』と言われたら、それはそれで一つの考え方である。
★トランプさんは、橋下徹さんによく似ている。
その発想、発言は独特だが、論理的には間違ってはいない。
いま、大統領候補の時点では、このように云っているが、若し大統領になったなら、その時点でまた現実的な対応を取るのだろうが、日本も戦後70年、『自分の国は自分で守らねばならない』これは至極当たり前のことなのに『安保法案』でも『反対、反対』と言っている人たちは、みんな『米軍の駐留』がその前提になっているのではなかろうか?
日本国憲法 が出来た時期は、実質アメリカの統治下だったのである。
あれから70年、独立国日本は、若し仮にアメリカの駐留がなくても、『憲法9条』さえあれば、日本は守れるとでも、思っているのだろうか?
★私が、トランプさんについて書くのは3回目である。
最初は2月27日、 どうなるのだろう? などと書いている。
2回目は3月7日 には、 こんなことを書いている。
政治の世界など、『独りの卓越したリーダー』で変わるのではないかと思ったりしている。
橋下徹さんで大阪は変わったし、安倍さんで日本は変わろうとしている。『トランプ』なら『変わる』と思っているのだろう。
いずれにしても、日本からはどうすることも出来ない。
アメリカ国民が最後は『賢い判断』をするのだろうが、今のトランプの政策も、『新しい政治』という意味では、『そんなに悪くはないのでは』と思えたりしているのである。
3月初旬から、私は結構『好意的な観方』をしているのだが、最近になって評論家の間でも「対米追従からの脱却」としてのトランプ待望論が出てきているらしいのだが、いずれにしても、日本人がどうすることも出来ない。
アメリカ国民が選択することなのだが、独立国日本が世界の中で真の独立国として今後を生き抜くためには、『トランプ大統領』になれば、日本もそれに応じた『新しい発想』の検討を余儀なくされるに違いない。
それもまたいいのかも知れないと思ったりしている。
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