★ IoT と Industrial 4.0 解って言っているわけではない。
先日の神戸ベンチャー研究会での関西国際大学の松本茂樹先生の『シリコンバレー報告』の中にこんなのが映し出されて、私なりに非常に興味を持ったのである。
象徴的なのが IoT と Industrial 4.0 の動き とあって、昨日は暇に任せてインターネットで検索 をしていろいろ読んでみたのである。
日本の製造業が『自分の事業にインターネットのDNAを組み込むことが出来ない』と指摘されているのが大いに気になったし、全くその通りだと思っているからである。
特に、私自身が担当してきた『販売分野のネットワーク』が特に二輪の場合は40年前の方式から前進していない。ちょっと店舗は綺麗になったが、いまだに『米屋の販売方式』が踏襲されていることが気になって仕方がないのである。
それこそネットで検索して読んでみたサイトを並べてみるとこんなのがあった。
● http://mono-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html
● https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/Solutions-Internet-of-Your-Things.aspx
● http://www.sas.com/ja_jp/insights/big-data/internet-of-things.html
さらに松本先生のスピーチの中にも出てきた、『インダストリアル 4.0』とはこんなことであるらしい。
● http://japan.renesas.com/edge_ol/global/12/index.jsp
そして 『ホリエモン』はこんな風に云っている。
ホリエモンのIoT未来論「仕事の無人化は進むけど、怯える必要はない」
http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4025/Default.aspx
★ 私自身は、現役時代は入社以来何となく『システム、仕組み』にはご縁があって、財産の償却計算のIBM化に取り組んだのは、入社2年目の昭和33年(1958) 未だ日本にIBMが入ってくる10年も前の話で、川崎航空機には米空軍のジェットエンジンのオーバーホールをやっていたので、IMBがあったのである。
勿論全社で初めてで、本社と岐阜工場までも絡めて全社のシステムとして創り上げたのである。償却計算をIBM化したら計算機を回し続けていた課員は要らなくなって、私は単車営業に異動になったのである。
全国の自転車屋5万店で当時は売られていたモペットだが、カワサキはモペットを止めたので、カワサキ独特の二輪の販売方式『特約店制度』を採用したのは 1973年のことだから、もう40年以上も前のことである。当時大阪で500店以上あったカワサキの取引先を一挙に25店に絞ったドラスチックなものだった。
その後各メーカーとも同じような方式を採用して、現在も同じ販売方式が続いていると言っていい。
二輪は4輪と違って、まさに特定の個人が使用し、その使用方法もユーザーによって独特である。二輪に乗りたいユーザーもいるし、マシンを触ることが楽しいユーザーもいる。
個人の情報を集約できることが可能な今の時代に、それを集めようとするAmazon のようなシステムも持っていないし、採用しようともしない。
極端に云うと販売店など要るのだろうか?
技術力やバイクの知識は販売店以上で、販売店など不要だ と思っているユーザーもいるのに、販売店でしか新車は買えないという方式が、今の時代にはあっていないし、全体の台数が伸びない一番の原因だと思っている。
私が現役の1990年代にも『そのような疑問』を持っていて採用し始めた制度が『機能別ARK』だったのだが、完全に逆戻りしてしまっているのである。
別に、Amazon があっても本屋も存在するのだから販売店が全く要らないとは言わないが、どちらが主流になるかは目に見えている。販売店として存在するには『どんな機能』を売りにするのか? それを明確にすべきだと思う。
あれだけ新しいシステムを創出し続けたホンダさんにも、今はこんな常識で考えれば発想できる柔軟性が失われてしまったのかな。 業界の常識にはウソが多い ということなのだろう。
二輪のユーザーは、本当にいま何を望んでいるのだろうか? が解っているのだろうか?
私はずっとこんなことを思っている。
★ 本当に今のネット時代はオモシロい。
NPO The Good Times http://www.thegoodtimes.jp/ を7年前に立ち上げて、『異種、異質、異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』とネットをベースにやってきたが、結構いろんなことが出来る様になっている。
ツイッターのフォロワーも51万人を越えて、https://twitter.com/rfuruya1 相当の情報発信力を持っている。
団体会員の一つ『二輪文化を伝える会』http://2rin-tsutaeru.net/ の内容は年々充実して、そのデーターは相当なものだし、今はラジオ放送局を持ったりしている。
地域活性化のプロジェクト燦々SunSun http://www.thegoodtimes.jp/sunsun/ は今年は関西国際大学の学生さんの授業の中で、松本茂樹先生との協働でこの4月から取り組むことが決まっている。
これらは、すべて『インターネットがベース』の『仕組みの中の運営』だから実現しているのである。
そして、本体の NPO法人は 経常経費0円が実現しているのもインターネットがベースだから、幾ら使っても無料なのである。
ひょっとしたら、これは IoT と呼べるのかも知れない などと勝手にそう思いながら、昨日は半日を過ごしたのである。
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。