★ 今月の神戸ベンチャー研究会はオモシロかった。
今春楽天への入社が決まってる小崎洵くんが
企業はなぜ社員食堂に力を入れるのか
~メガベンチャーを中心に~
というテーマで、発表をした。
実際にシリコンバレーのGoogle や Yahoo などの社員食堂などにも行った体験に基づいているのがオモシロかったし、ご自身この春楽天への就職が決まっているのに、ずっと楽天に勤める気など毛頭なくて、
目標は『自分で起業することだ』と言い切るのである。
彼が発表に使った『シリコンバレーの福利厚生』の資料である。
『社員食堂』だけではなくて、まさに至れり尽くせりなのである。
ものを造りだす労働者ではなくて、『アタマを使うソフト産業』ならではの対策かも知れない。
社員が最高の状態にすることのほうが効率がいいという発想なのだろう。
こんな発想なのだろう。
確かに、1日のうち8時間も過ごす職場が楽しくないようでは、『充実した人生』とは言えないのだろう。
会社のために、などと言うよりは主体はあくまでも自分なのである。
このような発想のできる社会になってきたことは、やはり我々が育った時代に比べると『ゆたか』なのだと思う。
さらに『ソフト』の価値には、単価があってないようなもので、そのあたりが『モノのコスト』とか『売値』と違った価値があるのかも知れない。
★日本の会社の『社員食堂』もちょっと覗いてみたが、こんなサイトもあった。
★ 我が家にも今年慶応を卒業する孫がいる。
2月初めに遊びに来たころは、未だ就職は決めていなかった。
何か、自分でやりたいことはいっぱいあるようなことを言っている。
大企業に入って、安定した生活などは望んではいないのだろうか?
大企業もシャープのような例もあるし、安定とは思えないのかも知れない。
この孫を筆頭にに、男の子ばかり『4人の孫』がいるが、どうも大企業の『サラリーマン希望』はいないのかも知れない。2番目も慶応に行っているし、3番目はアメリカの超一流のUC Berkeley にいて、昔流に言えば大学までは、世間の水準以上であることは間違いないのだが、そこから先は、自分の夢みたいなものをそれぞれが持っていてその進路は決まっていない。
男の子のことだし、自分の進路は自分で決めればいい とは思っているのだが、息子の時は全く関与せずに放っておいたのだが、孫は何となく気になるのである。
小崎洵くんに出会って、その発表を聞いていろいろ思った感想である